ウタカ2ゴールで横浜FM撃破の広島がACL敗退ショックを振り払う!《J1》
2016.04.24 16:06 Sun
▽明治安田生命J1リーグ・1stステージ第8節の横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島が、24日に日産スタジアムで行われ、アウェイの広島が2-1で勝利した。
▽1stステージ4位の横浜FMと5位の広島が対峙する上位対決。公式戦2連勝で勢いに乗るホームの横浜FMは、5-1で大勝した前節のジュビロ磐田戦と同じ11人を先発で起用。前線にはカイケとマルティノスの助っ人コンビやエースの中村、齋藤らが起用された。
▽一方、広島はミッドウィークに行われたAFCチャンピオンズリーグで山東魯能(中国)とのアウェイゲームに敗れたため、最終節を待たずしてグループステージ敗退が決定。巻き返しを狙う今節は、その山東魯能戦から先発6人を変更。青山や佐藤らがスタメンを外れたものの、柏やミキッチ、ピーター・ウタカが先発に復帰した。
▽日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた上位対決は、互いにやや慎重な入りを見せた。重心を後方に置いてホームチームにボールを持たせるアウェイの広島は、ボールの奪いどころが定まった良い守備からロングカウンターを仕掛けていく。9分にはウタカのポストワークから最終ライン裏に抜け出した茶島がDF中澤とのスプリント勝負を制し、ボックス右からシュートもこれはGKの正面を突いた。
▽最初のチャンスを逸した広島だったが、相手のミスから15分に先制点を奪う。左サイドを持ち上がった柏のパスがDFにディフレクトしてボックス内中央に向かうと、これをGK飯倉がまさかのキャッチミス。飯倉の脇を抜けたボールを奪ったウタカが無人のゴールへシュートを流し込んだ。
▽一方、先制点を奪ってからより堅守速攻の意識を強めた広島は、狙い通りの形で試合をコントロール。茶島やミキッチのスピードを生かしたロングカウンターから2点目こそ奪えないものの、1点リードで試合を折り返した。
▽前半ほとんど良いところがなかった横浜FMは、前半に少し足を痛めていたマルティノスを下げて後半頭から遠藤を右ウイングの位置に投入した。ハーフタイムにきっちり攻撃の部分を修正してきたホームチームは、中村と齋藤を起点に攻勢を仕掛けていく。50分には中村の絶妙な左クロスをボックス右で拾った齋藤がすかさずシュートを放つが、これはDFのブロックに阻まれた。
▽押し込まれる立ち上がりとなった広島だったが、前がかりな相手に対して、縦に速い攻めで決定機を創出。53分には右サイドを深くえぐったミキッチのマイナスの折り返しをウタカが右足ダイレクトシュート。だが、枠の左を捉えたシュートはDF中澤の身体を張ったクリアにかき出された。
▽その後もホームチームのペースが続く中、守勢を強いられた広島は疲れの見えた宮原に代えて丸谷を投入。対して横浜FMはカイケに代えて富樫を投入すると、この交代をキッカケに試合が動く。70分、右サイドから小林がアーリークロスをゴール前の中村がダイビングヘッドで合わすと、このボールがDF千葉の上げた手に当たってホームチームにPKが与えられる。これをキッカーの中村が冷静にゴール右隅へ突き刺した。
▽エースの同点ゴールでここから一気に横浜FMペースと思われたが、昨シーズンのJ1王者が強かさを見せる。失点から2分後のリスタートで塩谷のロングフィードに抜け出したミキッチがDFファビオをかわしてボックス右からマイナスに折り返すと、ゴール前で待ち構えていたウタカが冷静に流し込んだ。
▽試合終盤にかけては再びビハインドを追う横浜FMが決死の猛攻を見せる。85分にはGK林のキャッチミスを突いた途中出場の伊藤がボックス左から中に折り返すが、これは味方に合わない。89分には左サイドからのクロスをボックス内でフリーの富樫が頭で合わせるが、これは惜しくもクロスバーの上を越えた。
▽そして、試合はこのままタイムアップ。ウタカの2ゴールで横浜FMに競り勝った広島が、ACL敗退のショックを振り払うリーグ2連勝を飾った。一方、敗れた横浜FMは開幕戦以来の7試合ぶりの黒星を喫した。
▽1stステージ4位の横浜FMと5位の広島が対峙する上位対決。公式戦2連勝で勢いに乗るホームの横浜FMは、5-1で大勝した前節のジュビロ磐田戦と同じ11人を先発で起用。前線にはカイケとマルティノスの助っ人コンビやエースの中村、齋藤らが起用された。
▽日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた上位対決は、互いにやや慎重な入りを見せた。重心を後方に置いてホームチームにボールを持たせるアウェイの広島は、ボールの奪いどころが定まった良い守備からロングカウンターを仕掛けていく。9分にはウタカのポストワークから最終ライン裏に抜け出した茶島がDF中澤とのスプリント勝負を制し、ボックス右からシュートもこれはGKの正面を突いた。
▽最初のチャンスを逸した広島だったが、相手のミスから15分に先制点を奪う。左サイドを持ち上がった柏のパスがDFにディフレクトしてボックス内中央に向かうと、これをGK飯倉がまさかのキャッチミス。飯倉の脇を抜けたボールを奪ったウタカが無人のゴールへシュートを流し込んだ。
▽守護神の信じられないミスから先手を許した横浜FMはすぐさま反撃を開始。だが、カイケとの距離感を近づけようと、2トップに近い位置取りを見せた中村に良い形でボールが入らず、好調の齋藤とマルティノスの両翼による仕掛けも数的優位を作って守る広島の堅守を崩せない。32分には小林の右サイドからのクロスをファーサイドの中町が頭で合わせるが、このファーストシュートは枠を捉え切れない。
▽一方、先制点を奪ってからより堅守速攻の意識を強めた広島は、狙い通りの形で試合をコントロール。茶島やミキッチのスピードを生かしたロングカウンターから2点目こそ奪えないものの、1点リードで試合を折り返した。
▽前半ほとんど良いところがなかった横浜FMは、前半に少し足を痛めていたマルティノスを下げて後半頭から遠藤を右ウイングの位置に投入した。ハーフタイムにきっちり攻撃の部分を修正してきたホームチームは、中村と齋藤を起点に攻勢を仕掛けていく。50分には中村の絶妙な左クロスをボックス右で拾った齋藤がすかさずシュートを放つが、これはDFのブロックに阻まれた。
▽押し込まれる立ち上がりとなった広島だったが、前がかりな相手に対して、縦に速い攻めで決定機を創出。53分には右サイドを深くえぐったミキッチのマイナスの折り返しをウタカが右足ダイレクトシュート。だが、枠の左を捉えたシュートはDF中澤の身体を張ったクリアにかき出された。
▽その後もホームチームのペースが続く中、守勢を強いられた広島は疲れの見えた宮原に代えて丸谷を投入。対して横浜FMはカイケに代えて富樫を投入すると、この交代をキッカケに試合が動く。70分、右サイドから小林がアーリークロスをゴール前の中村がダイビングヘッドで合わすと、このボールがDF千葉の上げた手に当たってホームチームにPKが与えられる。これをキッカーの中村が冷静にゴール右隅へ突き刺した。
▽エースの同点ゴールでここから一気に横浜FMペースと思われたが、昨シーズンのJ1王者が強かさを見せる。失点から2分後のリスタートで塩谷のロングフィードに抜け出したミキッチがDFファビオをかわしてボックス右からマイナスに折り返すと、ゴール前で待ち構えていたウタカが冷静に流し込んだ。
▽試合終盤にかけては再びビハインドを追う横浜FMが決死の猛攻を見せる。85分にはGK林のキャッチミスを突いた途中出場の伊藤がボックス左から中に折り返すが、これは味方に合わない。89分には左サイドからのクロスをボックス内でフリーの富樫が頭で合わせるが、これは惜しくもクロスバーの上を越えた。
▽そして、試合はこのままタイムアップ。ウタカの2ゴールで横浜FMに競り勝った広島が、ACL敗退のショックを振り払うリーグ2連勝を飾った。一方、敗れた横浜FMは開幕戦以来の7試合ぶりの黒星を喫した。
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