ディバラ復帰のユーベがパレルモに圧勝、ナポリに勝ち点9差で5連覇まで7ポイント《セリエA》

2016.04.18 00:07 Mon
Getty Images
▽ユベントスは17日、セリエA第33節のパレルモ戦を本拠地のユベントス・スタジアムで迎え、4-0で勝利した。
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▽前節、ミランに逆転勝利を収め、5連覇へ邁進するユベントス。前日に2位のナポリがインテルに敗れたため、今節に勝てば勝ち点を9まで引き離せる状況となった。スクデットを決定的なものとしたいアレッグリ監督は、ミラン戦からスタメンを4人変更。クアドラートとエブラの両ウイングバックに加え、負傷明けのディバラと出場停止明けのケディラが先発に戻った。
▽バッラルディーニ監督を再招聘し、今季延べ9度目の監督交代を断行した迷走続きのパレルモを相手に、キックオフ直後からエンジン全開で猛攻をかけるユベントスは、早い段階で先制点を奪う。10分、ポグバがパレルモ最終ラインの裏へ絶妙な浮き球ボールを送ると、これに反応したケディラが胸トラップから右足のシュートをゴール左隅に決めた。

▽先行したユベントスだったが、その直後にアクシデントが発生。16分、フランコ・バスケスからボール奪取を試みたマルキジオが左ヒザを痛めてピッチにうずくまる。そのまま担架に運ばれて負傷退場となり、代わりにレミナが送り出された。

▽パレルモの反撃をしっかりと跳ね返すユベントスは27分、右CKからファーサイドのポグバがボレーで合わせるが、地面に叩き付けたシュートはクロスバーに跳ね返される。すると、チャンスを逸した直後に失点の大ピンチ。31分、パス交換で中央をすり抜けられ、バスケスのラストパスからボックス左のトライコフスキにシュートを打たれる。これはGKブッフォンを越えてゴールに向かったが、ゴールライン手前でバルザーリがクリアした。
▽43分にもボックス中央でチョチェフに決定的なシュートを打たれるが、ここは枠の左に逸れて難を逃れる。リードを保つユベントスは追加タイム1分、左サイドからディバラが送った絶妙なFKをエブラが頭で合わせたが、枠の左へ外れて前半を終えた。

▽迎えた後半、パレルモをいなしながら試合を進めるユベントスは68分、ディバラを下げてモラタを投入。するとこの直後の71分、レミナの左CKをニアサイドのモラタが頭でフリックし、ファーサイドのポグバがジャンプしながら左足で合わせてゴール右に押し込み、ユベントスが追加点を奪った。

▽この後に先日のヴィアレッジョ杯でMVPを受賞した若手のラ・グミナを送り出したパレルモに対し、ユベントスは相手のミスを突いて3点目を奪う。74分、GKソレンティーノのスローを受けたブルクマンのコントロールミスから敵陣でボールを奪うと、ボックス手前のクアドラードが巧みなタッチでラザールをかわし、右足の鋭いシュートをゴール左に決めた。

▽3点差としたユベントスは78分、ケディラを下げてパドインを投入し、試合を終わらせにかかる。そして90分にはカウンターからドリブルで中央を突破したモラタのラストパスに抜け出したパドインが今季初ゴールとなる4点目を決めて試合は終了。パレルモに圧勝したユベントスは、6連勝で2位のナポリとの勝ち点差を9に広げた。残り5試合で勝ち点7を確保すれば5連覇達成となる。

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