【日本代表コラム】“トライ”が奏功し収穫が多かった第2段階初戦2016.03.25 19:00 Fri

twitterfacebookhatenalinegplus
▽第2段階の第一歩を踏み出した日本代表は、アフガニスタン代表相手に後半の4ゴールなどで5-0と快勝。グループ首位をしっかりとキープした。

▽今予選において、敵地でのアフガニスタン戦(6-0)に次ぐスコアで勝利を収めた日本は、最大の目標である勝利を挙げるとともに、様々な面で第2段階を歩み出したことを示した。

▽これまでハリルホジッチ監督は、[4-2-3-1]をベースに、[4-3-3]、または中盤をフラットにする[4-4-2]のフォーメーションで戦ってきた。しかし、アフガニスタン戦は中盤をダイヤモンド型にする[4-4-2]でスタート。アンカーにMF長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)、トップ下にMF清武弘嗣(ハノーファー/ドイツ)、右にMF原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)、左にMF柏木陽介(浦和レッズ)を配置した。

▽「違うことにトライしたい」という前日会見の言葉通り、これまでに見せなかったシステムに加え、清武、原口、柏木と、これまで主力としてプレーしていなかった3選手を起用。疲労を考慮して、MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)、FW本田圭佑(ミラン/イタリア)をベンチスタートとさせたが、“トライ”した中盤は上手く機能する部分が多く見られた。

▽特筆すべきは、トップ下に入った清武だ。ハノーファーでもチームの結果を左右する働きを見せている通り、この試合でも1ゴール2アシストと勝利に貢献。2トップに入ったFW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)、FW金崎夢生(鹿島アントラーズ)との間合いを上手く取り、近くに寄ればダイレクトでのパス交換、下がって受けた際には縦パス、スルーパスを送るなど、攻撃を牽引していた。また、得意のセットプレーからも良質なボールを送り続けるなど、及第点以上の活躍を見せた。

▽左サイドでプレーした柏木は、前半こそDF長友佑都(インテル/イタリア)との息が合わず、なかなか良い形を作ることができなかったが、後半は長友との関係が改善され、多くのチャンスを生み出していた。また、右サイドでプレーした原口は、クロスバー直撃のシュートを放つなど攻撃面でアクセントを付ける役割を担っていた一方で、守備でも奮闘。また、強引なプレーが減り、右サイドバックのDF酒井宏樹(ハノーファー/ドイツ)のサポートを行うなど、ブンデスリーガでの好調を維持したパフォーマンスを見せていた。

▽最前線も、これまでの1トップから2トップに変更。岡崎と金崎を並べた結果、トップ下の清武を含めた3選手が近い距離でプレーすることとなった。スペースがない局面でもダイレクトパス交換を見せていた。清武の効果的な縦パスから岡崎が華麗に決めた先制ゴールや、金崎のダイレクトの浮き球を清武が決めた2点目は、3人の距離感が生んだものとも言えるだろう。

▽新たな可能性で言えば、FWハーフナー・マイク(ADO/オランダ)も一定のパフォーマンスを見せた。左サイドからの清武のクロスを、高さを生かして落とし、金崎のゴールをアシスト。また、不安定であった相手守備陣を引き連れることもできていた。引いて守る相手にはミドルシュートが有効と言われるが、ハーフナーほどの高さがあれば、新たな武器にもなる。アジアを勝ち抜く上では、オプションとして機能できるところをシリア戦でも見せてもらいたい。

▽なお、他グループの結果により、各組2位チームの上位4チームに入ることが確定したため、日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選進出を決めた。ひとまず、目標は達成した。変化をもたらせ、結果を残した第2段階の日本代表。29日のシリア戦ではどの様な変化を見せてくれるのか、期待したい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》

コメント

関連ニュース

thumb

U-19日本代表候補メンバーが発表! 28日からトレーニングキャンプ《トレーニングキャンプ》

▽日本サッカー協会(JFA)は22日、トレーニングキャンプに臨むU-19日本代表候補メンバーを発表した。 ▽今回のメンバーには、J1でもデビューを果たしているMF中村敬斗(ガンバ大阪)やFW安藤瑞季(セレッソ大阪)、FW佐々木大樹(ヴィッセル神戸)らが選出されている。 ▽U-19日本代表は28日から6月1日まで、J-GREEN堺にてトレーニングキャンプを実施。30日には大学選抜との練習試合が組まれている。以下、U-19日本代表候補メンバーは以下のとおり。 <span style="font-weight:700;">◆U-19日本代表候補メンバー</span> <span style="font-weight:700;">GK</span> <span style="font-weight:700;">茂木秀</span>(セレッソ大阪) <span style="font-weight:700;">猿田遥己</span>(柏レイソル) <span style="font-weight:700;">大迫敬介</span>(サンフレッチェ広島 <span style="font-weight:700;">若原智哉</span>(京都サンガF.C.) <span style="font-weight:700;">谷晃生</span>(ガンバ大阪) <span style="font-weight:700;">DF</span> <span style="font-weight:700;">渡邊泰基</span>(アルビレックス新潟) <span style="font-weight:700;">松田陸</span>(ガンバ大阪) <span style="font-weight:700;">杉山弾斗</span>(ジェフユナイテッド千葉) <span style="font-weight:700;">中川創</span>(柏レイソル) <span style="font-weight:700;">宮本駿晃</span>(柏レイソル) <span style="font-weight:700;">生駒仁</span>(横浜F・マリノス) <span style="font-weight:700;">中村勇太</span>(東洋大) <span style="font-weight:700;">川井歩</span>(サンフレッチェ広島) <span style="font-weight:700;">阿部海大</span>(ファジアーノ岡山) <span style="font-weight:700;">MF</span> <span style="font-weight:700;">堀研太</span>(横浜F・マリノス) <span style="font-weight:700;">中島元彦</span>(セレッソ大阪) <span style="font-weight:700;">伊藤洋輝</span>(ジュビロ磐田) <span style="font-weight:700;">滝裕太</span>(清水エスパルス) <span style="font-weight:700;">品田愛斗</span>(FC東京) <span style="font-weight:700;">横山塁</span>(東洋大) <span style="font-weight:700;">平川怜</span>(FC東京) <span style="font-weight:700;">福岡慎平</span>(京都サンガF.C. U-18) <span style="font-weight:700;">喜田陽</span>(セレッソ大阪U-18) <span style="font-weight:700;">中村敬斗</span>(ガンバ大阪) <span style="font-weight:700;">上月壮一郎</span>(京都サンガF.C. U-18) <span style="font-weight:700;">FW</span> <span style="font-weight:700;">原大智</span>(FC東京) <span style="font-weight:700;">福元友哉</span>(ファジアーノ岡山) <span style="font-weight:700;">安藤瑞季</span>(セレッソ大阪) <span style="font-weight:700;">佐々木大樹</span>(ヴィッセル神戸) <span style="font-weight:700;">飯島陸</span>(法政大) <span style="font-weight:700;">山田寛人</span>(セレッソ大阪) 2018.05.22 18:15 Tue
twitterfacebook
thumb

【六川亨の日本サッカーの歩み】代表練習で感じた変わらぬ本田の姿勢

▽5月30日にキリンチャレンジカップでガーナと対戦する日本代表のキャンプが21日にスタート。この日はすでに帰国している海外組の岡崎慎司、本田圭佑、吉田麻也、香川真司、大迫勇也、酒井高徳、原口元気、宇佐美貴史、武藤嘉紀、浅野拓磨の10選手が1時間10分ほどの練習で汗を流した。 ▽ただし、岡崎だけは終始別メニューで、ランニングやサイドステップ、バックステップ、ストレッチなどの軽めの練習。2月上旬に膝を、4月には足首を傷めて実戦から遠ざかっていたが、走り方にもぎこちなさを感じさせ、全力でプレーできる状態ではなかった。30日のガーナ戦に間に合うのかどうか疑問であり、6月19日のコロンビア戦までに万全の状態に回復すると判断できなければメンバー外となる可能性もあるかもしれない。 ▽練習終了後は西野監督が囲み取材に応じ、本田について質問されると「非常にいいパフォーマンス。彼らしいスタイルで入ってきたかな」と高く評価していた。その本田、9分間のフリーランニング後、早川コンディショニングコーチから「テンポを上げて6分間」と指示が出て5分が経過し「そろそろダウン」と言われても、浅野と競うようにランニングのペースを上げて酒井高を追い抜くなどアグレッシブに練習に取り組んでいた。 ▽ただし、練習終了後のミックスゾーンでは、他の選手が報道陣の取材に応じているのに、本田だけは「お疲れ様」と言って足早に通り過ぎた。この日のミックスゾーンの目玉は本田、岡崎、香川の“ビッグ3"だっただけに、報道陣は肩すかしを食らった格好だ。ただ、それも本田らしいと思った。 ▽思い出されるのは8年前、南アW杯前にスイスのサースフェーで行われた事前合宿だ。当時のエースは中村俊輔だったが、持病の足首痛に悩まされ、早川コンディショニングコーチが付きっきりで1人別メニューの練習を続けていた。当時のシステムは4-4-2で右MFが中村俊の定位置だった。もしも中村俊が間に合わなければ、そのポジションは同じレフティーの本田が起用される可能性が高かった。 ▽中村俊はなかなか取材できないため、必然的に練習後の報道陣は本田にコメントを求めた。当初は取材に応じていた本田だったが、ある日のこと、囲んだ報道陣に対して自分から口を開き、「毎日毎日、質問されても同じ練習をしているので答えようがない。これが試合後や試合前には違ったことを話せるかもしれない。なので、これからは自分から話すことがあったら話します」といった趣旨のコメントで報道陣の理解を求めた。 ▽その時の本田は24歳で、まだチームの中心選手とは言えなかった。それでも当時の状況から本音を語ったことに、報道陣を無視した中田英寿との違いに感銘を受けたものだ(スポーツ紙は反発したが)。 ▽たぶん中村俊のコンディションが良ければ、毎日の取材の取材に応じ、今日の練習の目的や自分の役割、チームメイトのエピソードなど日替わりで話題を提供しただろう。それだけリップサービスのできる余裕があった。 ▽パーソナリティーの違いと言ってしまえばそれまでだが、本田は8年経ってもストイックな姿勢は変わらないことを再確認した21日の練習取材でもあった。<hr>【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2018.05.22 15:20 Tue
twitterfacebook
thumb

結束へ…DF吉田麻也、ガーナ戦は「いつもの親善試合以上に勝ちへのこだわりが大事になる」《キリンチャレンジカップ》

▽日本代表は21日、30日に行われるキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦に向けて千葉県内でトレーニングを行った。 ▽トレーニング終了後、DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)がメディア陣による質疑に応対。ガーナ戦が「いつもの親善試合以上に勝ちへのこだわりが大事になる」と今後チームがまとまっていく上で重要な一戦になると主張した。 <span style="font-weight:700;">◆DF吉田麻也</span>(サウサンプトン/イングランド) <span style="font-weight:700;">──ガーナ戦の位置づけについて</span> 「メンバー発表前最後の試合ですけど、まだまだチームを作り上げていかなくてはいけない段階です。とにかくアピールはもちろん、良い雰囲気でオーストリアでの合宿に入っていけるようにまずは勝たなくてはいけません」 「勝てばチームというのはまとまりやすくなりますし、同じ方向に進みやすくなります。最初につまづくと苦しくなるので、いつもの親善試合以上に勝ちへのこだわりが大事になってくると思います」 <span style="font-weight:700;">──メンバー的にもよく知っているメンバーだと思うが</span> 「そこはそんなに心配していないです。やり方が変われば、多少ルールも変わります。守備のところから始まると思いますけど、今自分自身はコンディションをもう一度作り上げることに集中しています」 <span style="font-weight:700;">──パスの出し手としても心配はないか</span> 「心配してないですね。感覚的な部分ですり合わせはそんなに難しくないと思います」 2018.05.21 23:49 Mon
twitterfacebook
thumb

FW武藤嘉紀、オフ返上で生き残りへ死力を注ぐ「休むのはW杯が終わってからでいい」《キリンチャレンジカップ》

▽日本代表は21日、30日に行われるキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦に向けて千葉県内でトレーニングを行った。 ▽トレーニング終了後、FW武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)がメディア陣による質疑に応対。「休むのはW杯が終わってからでいい」とシーズン終了後のオフもトレーニングに充てたことを明かし、コンディションが万全であると語った。 <span style="font-weight:700;">◆FW武藤嘉紀</span>(マインツ/ドイツ) <span style="font-weight:700;">──本大会に向けて始まったが</span> 「良い雰囲気ですね。みんなすごく楽しそうでしたし、活気もあってとてもガーナ戦が楽しみです」 <span style="font-weight:700;">──シーズンが終わりすぐに合流して準備としては完璧だと思うが</span> 「そうですね。オフも1日2日ありましたけど、そこでもトレーニングができました。今日も問題なく素晴らしい状態で入れたかなと思います」 <span style="font-weight:700;">──ここに向けてのものだったか</span> 「ここに向けてもそうですし、30日のガーナ戦もそうです。練習からアピールになるので、そこで100パーセントを見せなくてはいけません。休むのはW杯が終わってからで良いので、それまでは出し尽くせればと思います」 <span style="font-weight:700;">──練習ではFW本田圭佑(パチューカ/メキシコ)と楽しそうにしていたが</span> 「本田選手に関しては昔から気にかけてくれてますし、一緒にまたこうやってプレーできることを嬉しく思います。ただ、日本代表というところで、ポジションを争う可能性もあるので、そこでは負けたくありません。一緒に代表で結果を出さなくてはいけないので、ピッチ内外で仲をより深められたらと思います」 <span style="font-weight:700;">──ポジション争いがテーマになると思うが、ライバルになると思う選手は</span> 「正直わからないですね。誰がライバルなのかも。誰が出るかもわからないですし、とにかくガーナ戦に出場できた時に結果を残さないといけないという気持ちが強いです」 2018.05.21 23:48 Mon
twitterfacebook
thumb

ブンデス最終節で復帰のMF香川真司、コンディション面での心配なし「これからもっと上がって行く。大丈夫」《キリンチャレンジカップ》

▽日本代表は21日、30日に行われるキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦に向けて千葉県内でトレーニングを行った。 ▽トレーニング終了後、約半年ぶりの代表復帰となったMF香川真司(ドルトムント/ドイツ)がメディア陣による質疑に応対。12日のブンデスリーガ最終節のホッフェンハイム戦で負傷から復帰したばかりだが、コンディションについて「これからもっと上がって行くと思う。大丈夫」と心配していない様子を窺わせた。 <span style="font-weight:700;">◆MF香川真司</span>(ドルトムント/ドイツ) <span style="font-weight:700;">──コンディションはどうか</span> 「これからもっと上がっていくと思います。それに対応して、毎日毎日良いトレーニングをして過ごしていけたらと思います」 <span style="font-weight:700;">──今までも長期で離脱したことはあると思うが、90分間フルで戦えるようになるにはどれくらいの試合数が必要か</span> 「具体的には分からないです。久しぶりなのは間違いないので、練習からしっかりとやっていくしかありません。初戦までは3試合あるので、それが重要になってくると思います。大丈夫だと思います」 <span style="font-weight:700;">──南アフリカワールドカップの時のように短期間での準備で結果を出すためには</span> 「それに答えはないと思っています。南アは南アは別の話です。その時のメンバーでもないですし、全く違います。僕たちはこれから先のことを考えて、1人1人がまずベストを出すことに集中する必要があると思います」 「チームとしては練習を日々重ねることができるので、そこでやっていくだけです。1カ月がなかなかタイトなスケジュールだということは分かっているので、1人1人が準備していくしかないと思っています」 2018.05.21 23:47 Mon
twitterfacebook


ACL

ACL

ACL

欧州移籍情報
Jリーグ移籍情報
hikari

アクセスランキング

@ultrasoccerjp

新着ニュース