【原ゆみこのマドリッド】疲れが溜まっている…
2016.03.22 12:15 Tue
▽「こんな雨の中で練習させられるなんて」そんな風に私が嘆いていたのは月曜日。スペイン代表の練習を見学に行ったラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会のグラウンドは途中からドシャ降り。おまけに前日にリーグ戦のあった選手たちは先にロッカールームに戻ったにも関わらず、残った選手で行われていたpartidillo(パルティディージョ/ミニゲーム)にコケとファンフランが混ざっているのを見つけた時のことでした。いやあ、確かにアトレティコの試合は土曜日だったため、日曜日は休んでいるはずなんですけどね。
▽とはいえ、先週の彼らはCLベスト16、PSVとの2ndレグの延長戦で鬼のように走っていたため、中3日で挑んだスポルティング戦ではヘロヘロ状態。となれば、日曜日のセビージャ戦で出場停止だったセルヒオ・ラモスや途中出場だったイスコ、ビジャレアル戦でベンチに座っていたバルトラ(バルサ)などと一緒に足場の悪い中、プレーさせたりしたら、足がもつれてケガでもするんじゃないかと心配になってしまったから。
▽ただ、これは今週の親善試合、木曜日のイタリア戦(午後8時45分日本時間翌午前4時45分、フリウリ、ウーディネ)と日曜日のルーマニア戦(午後8時45分、クルージュ・アレナ、クルージュ)のための練習なので、確かに6月のユーロ大会前、最後の代表合宿という重要性はあるものの、別にガチで戦わなくてもいいですからね。できるなら、走行距離の多いアトレティコの選手たちには同日、同じ敷地内で練習を行ったU21に参加しているサウル、オリベル共々、代表では楽をしてもらいたいと思うんですが、そう上手くいくのかどうか。
▽そう考えると、今回はブスケッツ(バルサ)が手の指の骨折で離脱が決まったらしいものの、それでも頭数は24人。6年ぶりに代表に戻って来たアドゥリス(アスレティック)や初招集のセルジ・ロベルト(バルサ)ら、プレーしたくてたまらないだろう選手もいるはずですし、それぞれのチームでは控え扱いながら、デル・ボスケ監督曰く「CBがいないという訳ではなく、これは信頼の問題。Van a estar frescos para la Eurocopa/バン・ア・エスタル・フレスコス・パラ・ラ・エウロコパ(ユーロの時にフレッシュでいられるだろう)」という理由で招集されたバルトラやナチョ(レアル・マドリー)なども、この2戦では大いに使ってあげてほしいものですが…。
▽まあ、そんなことはまた後にでも話すことにして、先週末のマドリッド勢の試合ぶりを振り返ってみることにすると。この30節、トップバッターに立ったのは金曜日にエイバルをコリセウム・アルフォンソ・ペレスへ迎えたヘタフェで、私も昼間のCL準々決勝抽選のショックがまだ覚めないまま、フラフラと向かうことに。いやあ、だって一番望んでいなかったバルサvsアトレティコの組み合わせになってしまったんですよ。よりによって、今季のリーガの2試合ばかりか、ここ6試合連続して勝てていない相手に当たるとはいかにも彼ららしい運の悪さですが、その埋め合わせか、お隣さんは格下と見られているヴォルフスブルクと対戦。こうなると、マドリッドのサッカーファンはCL準決勝をせめて1試合は地元で見られるというので満足しないといけない?
※このニュースは一部省略してご紹介させていただいております。全文が気になる方は[コラム]でご覧ください。
【マドリッド通信員】
原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
▽とはいえ、先週の彼らはCLベスト16、PSVとの2ndレグの延長戦で鬼のように走っていたため、中3日で挑んだスポルティング戦ではヘロヘロ状態。となれば、日曜日のセビージャ戦で出場停止だったセルヒオ・ラモスや途中出場だったイスコ、ビジャレアル戦でベンチに座っていたバルトラ(バルサ)などと一緒に足場の悪い中、プレーさせたりしたら、足がもつれてケガでもするんじゃないかと心配になってしまったから。
▽そう考えると、今回はブスケッツ(バルサ)が手の指の骨折で離脱が決まったらしいものの、それでも頭数は24人。6年ぶりに代表に戻って来たアドゥリス(アスレティック)や初招集のセルジ・ロベルト(バルサ)ら、プレーしたくてたまらないだろう選手もいるはずですし、それぞれのチームでは控え扱いながら、デル・ボスケ監督曰く「CBがいないという訳ではなく、これは信頼の問題。Van a estar frescos para la Eurocopa/バン・ア・エスタル・フレスコス・パラ・ラ・エウロコパ(ユーロの時にフレッシュでいられるだろう)」という理由で招集されたバルトラやナチョ(レアル・マドリー)なども、この2戦では大いに使ってあげてほしいものですが…。
▽まあ、そんなことはまた後にでも話すことにして、先週末のマドリッド勢の試合ぶりを振り返ってみることにすると。この30節、トップバッターに立ったのは金曜日にエイバルをコリセウム・アルフォンソ・ペレスへ迎えたヘタフェで、私も昼間のCL準々決勝抽選のショックがまだ覚めないまま、フラフラと向かうことに。いやあ、だって一番望んでいなかったバルサvsアトレティコの組み合わせになってしまったんですよ。よりによって、今季のリーガの2試合ばかりか、ここ6試合連続して勝てていない相手に当たるとはいかにも彼ららしい運の悪さですが、その埋め合わせか、お隣さんは格下と見られているヴォルフスブルクと対戦。こうなると、マドリッドのサッカーファンはCL準決勝をせめて1試合は地元で見られるというので満足しないといけない?
▽いえ、ヘタフェ戦でした。実はこちら、ここ9試合勝利がなく、前節にはとうとう降格圏入りしてしまっていたんですが、そんな彼らでも珍しく、半分以上埋まったスタンドに勇気づけられたんでしょうか。6分にサラビアのFKからベラスケスがヘッドを決めて、1点リードを奪うまでは頑張ったんですが、それからがねえ。いつものパンチのないチームに戻ってしまったため、追加点はまったく取れず。おまけにあとちょっとで逃げ切れるという86分には、乾貴士選手をエリア内左奥まで侵入させてしまい、「上げるかどうするか迷ったんだけど、敵に当たりそうな気がしたから切り返して、パッと見たらフリーの味方がいた」(乾選手)とゴール前のボルハにパスを出され、そのボールを見事なtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で流し込まれてしまっては元も子もありませんって。
※このニュースは一部省略してご紹介させていただいております。全文が気になる方は[コラム]でご覧ください。
【マドリッド通信員】
原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
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