【ELプレビュー】EL舞台で初のノースウェスト・ダービー《リバプールvsマンチェスター・ユナイテッド》

2016.03.10 13:00 Thu
▽ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグ、リバプールvsマンチェスター・ユナイテッドが10日の日本時間29:05からアンフィールドで行われる。過去に欧州を5度制したリバプールと、同3度のユナイテッドがELの舞台で初めて相まみえるノースウェスト・ダービーだ。
PR
▽ELを制することで来季のCL出場権獲得を狙うチーム同士によるノースウェスト・ダービー1stラウンド。ホームのリバプールは、最近の公式戦6試合で負けなしと調子は良い。6日のクリスタル・パレス戦では、終盤に獲得したPKをベンテケが決めて、苦しみながらも白星を飾った。中2日、中2日、中3日と試合が続いて、今回も中3日で迎える一戦。ヘンダーソン、カン、ミルナー、フィルミノら試合に出場し続けている中盤の選手が、観衆の声を背にして、どこまで運動量を増やすことができるかがポイントだ。
▽対するユナイテッドは、6日のWBA戦を0-1で落とし、公式戦の連勝が4試合でストップした。WBA戦の黒星はマタが前半に退場したことが痛かったと割り切り、早期のバウンスバックを成功させたいところ。リバプール相手には、今季のリーグ戦でダブルを決めており、良い印象のまま試合に入ることができる。最近の試合で鋭いキレを見せているデパイが対面のクラインを相手に主導権を握れるかどうかが鍵になりそうだ。
◆リバプール◆
【4-2-3-1】

▽リバプール予想スタメン
GK:ミニョレ
DF:クライン、ロブレン、サコー、A・モレーノ
MF:ヘンダーソン、カン
MF:ミルナー、フィルミノ、コウチーニョ
FW:スタリッジ
負傷者:DFジョー・ゴメス(ヒザ)、MFルーカス・レイバ(太もも)、MFロシター(ハムストリング)、FWイングス(ヒザ)
出場停止者:なし

▽長期離脱中のイングスのほか、キャピタルワンカップ決勝で負傷したルーカス・レイバが約5週間にわたって離脱することになった。C・パレス戦で温存されたクラインとスタリッジが先発に復帰することが予想される。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】

▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
GK:デ・ヘア
DF:ギジェルモ・バレラ、スモーリング、ブリント、ロホ
MF:エレーラ、シュナイデルラン
MF:ラッシュフォード、マタ、デパイ
FW:マルシャル
負傷者: DFボースウィック=ジャクソン(打撲)、DFフィル・ジョーンズ(打撲)、DFショー(足の骨折)、DFアシュリー・ヤング(そ径部)、FWルーニー(ヒザ)
出場停止者:MFリンガード
登録外:DFフォス=メンサー、MFヤヌザイ

▽ウインガーのリンガードが累積警告により出場停止となる。負傷離脱していたバレンシアとシュバインシュタイガーの復帰が近づいているが、主将のルーニーやショーら複数の主力がいまだ離脱中でチーム事情は苦しい。




PR
関連ニュース

ブルーノ・フェルナンデスが2G1Aと躍動!最下位ブレイズを下したユナイテッドがリーグ戦5試合ぶりの白星【プレミアリーグ】

マンチェスター・ユナイテッドは24日、プレミアリーグ第29節延期分でシェフィールド・ユナイテッドと対戦し4-2で勝利した。 FAカップ準々決勝の影響で延期となっていた最下位ブレイズ(勝ち点16)とのホームゲームでリーグ戦5試合ぶりの勝利を狙う7位ユナイテッド(勝ち点50)。 21日に行われたFAカップ準決勝のコヴェントリー・シティ戦をPK戦の末に勝利したユナイテッドは、その試合からスタメンを2人変更。ラッシュフォードとマクトミネイに代えてエリクセンとアントニーをスタメンで起用した。 立ち上がりから主導権を握ったユナイテッドだが、要所で集中した守りを見せるブレイズ守備陣を攻略できず、なかなか決定機まで至らない状況が続く。 それでも22分には、アントニーとのワンツーでゴール前まで侵入したガルナチョが最初の決定機を迎えたが、シュートはGKフォダリンガムの好セーブに防がれた。 するとユナイテッドは、35分にミスから失点を許す。GKオナナが左サイドに展開したビルドアップのボールをボーグルがカットされると、そのままゴールエリア右まで侵入され、シュートをゴールに流し込まれた。 先制を許したユナイテッドだったが、42分にセットプレーの流れから追いつく。ボックス右手前で獲得したFKからブルーノ・フェルナンデスがクロスを供給すると、左サイドに流れたボールをボックス左横で拾ったガルナチョがクロス。ニアでマグワイアが合わせると、これがゴール右隅に吸い込まれた。 さらにユナイテッドは、44分にもGKオナナからロングフィードをボックス手前まで駆け上がったダロトが落とすと、最後はガルナチョがシュートを放ったが、これはGKフォダリンガムの好セーブに阻まれた。 同点で後半を迎えたユナイテッドだったが、開始早々の50分にリードを許す。ハメルのパスでボックス左に抜け出したオズボーンの折り返しをブレレトン・ディアスにワンタッチで流し込まれた。 早い時間に勝ち越しを許したユナイテッドは60分、右CKの場面でポジション内のマグワイアがトラスティに倒されると、主審はPKを宣告。このPKをブルーノ・フェルナンデスがゴール左に突き刺した。 試合を振り出しに戻したユナイテッドは、81分にもバイタルエリア中央右でボールを受けたブルーノ・フェルナンデスが左足を振り抜くと、コントロールショットがゴール右に突き刺さり、逆転に成功した。 待望の逆転弾で勢いづくユナイテッドは85分、ダロトのロングパスからボックス右に侵入したブルーノ・フェルナンデスが意表を突くタイミングで折り返しを供給すると、ゴール前に走り込んだホイルンドがゴールネットを揺らした。 その後、91分にトップチームデビューとなる18歳FWウィートレイを投入したユナイテッドは4-2のままタイムアップ。ユナイテッドが逆転勝利でリーグ戦5試合ぶりの白星を飾った。 2024.04.25 06:03 Thu

負傷者多数のユナイテッド、ラッシュフォード&マクトミネイも状態懸念

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、2選手の欠場の可能性について語った。クラブ公式サイトが伝えた。 先日行われたFAカップ準決勝では、チャンピオンシップ(イングランド2部)のコヴェントリー・シティ相手に3点差を追いつかれ、延長戦とPK戦の末に辛くもファイナル進出を決めたユナイテッド。プレミアリーグでも4試合勝ちなしと苦しい状況が続く中、24日には第29節延期分のシェフィールド・ユナイテッド戦に臨む。 最終ラインを中心に負傷者に悩まされているテン・ハグ監督は、コヴェントリー戦でブラジル代表MFカゼミロをセンターバックで起用。シェフィールド・ユナイテッド戦も引き続きカゼミロがCBに入ると見られる。 また、テン・ハグ監督はイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードとスコットランド代表MFスコット・マクトミネイの状態が不安だと前日会見でコメント。アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョとポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスも万全ではないというが、こちらはプレー可能なようだ。 「ガルナチョには問題があったからあの試合(コヴェントリー戦)では交代させた。だが、彼は大丈夫だと思う」 「スコット・マクトミネイについては今日判断しなければならない。状態がとても疑わしい。マーカス・ラッシュフォードの状態も怪しい。ブルーノ・フェルナンデスは手に問題があったが、彼は出場可能だと思う」 「そのため、明日の試合に向けてはいくつかの懸念がある」 2024.04.24 15:57 Wed

「帰ってきたポグバが別人に」モウリーニョ氏がユナイテッドでの指揮を回想「私は仕事をこなした」

ジョゼ・モウリーニョ氏がマンチェスター・ユナイテッド指揮官時代を振り返った。イギリス『ミラー』が伝えている。 2016-17シーズンから18-19シーズン途中まで、約2年半ユナイテッドを指揮したモウリーニョ氏。最後は成績不振が決定打となって解任されたわけだが、今回『テレグラフ』の取材でその当時を振り返る。 「最後の数カ月、クラブが私の経験・判断を信頼してくれれば、状況を変えられるかもしれないと感じる瞬間もあった。ユナイテッドは5〜6年前(在任当時)に私が必要としなかった選手が今も残っているね」 「ユナイテッドに相応しいパーソナリティやプロフィールをしっかり披露しなかった選手がいる一方、私は自らの仕事をこなした。時間が経つと、真実が浮き彫りになってくる」 ユナイテッド前上層部に恨み節のモウリーニョ氏。解任された18-19シーズン、当時W杯制覇メンバーとなったばかりのポール・ポグバとの衝突が伝えられたが、これは事実だと言う。 「フランス代表が勝った2018年だな…帰ってきたポールは別人だったよ」 「サッカーはチームスポーツ。全員が同じ哲学を同じレベルで共有したいわけだが、あのロシアW杯はポールの価値観を変えてしまった。サッカーが最も大事ではない人生に切り替わってしまった…」 最後はマンチェスターでほとんど信任を得られなかったモウリーニョ氏だが、指揮官なりの苦悩もあったようだ。 2024.04.24 14:20 Wed

テリーとアンディ・コールがプレミアリーグ殿堂入り

プレミアリーグは22日、ジョン・テリー氏(43)とアンディ・コール氏(52)が殿堂入りしたことを発表した。 チェルシーでDFとして活躍したテリー氏は、5度のプレミアリーグ優勝に貢献。プレミアリーグ通算717試合に出場した。 一方、マンチェスター・ユナイテッドでストライカーとして活躍したA・コール氏も5度のプレミアリーグ優勝に貢献。プレミアリーグ通算415試合出場187ゴールを挙げた。 プレミアリーグ殿堂は2021年に創設。これまでデイビッド・ベッカムやエリック・カントナ、デニス・ベルカンプ、ティエリ・アンリ、サー・アレックス・ファーガソンら1990年代と2000年代を代表する名手や名将22人が殿堂入りしてきた。 2024.04.23 07:00 Tue

3点差追い付くもPK戦で涙、ユナイテッドと激闘演じたコヴェントリー指揮官「クラブ史に名を刻んだことを誇りに思うべき」

コヴェントリー・シティのマーク・ロビンズ監督が、選手の健闘を称えた。 チャンピオンシップ(イングランド2部)に属するコヴェントリーは、21日のFAカップ準決勝で格上マンチェスター・ユナイテッドと対戦した。 一時は3点差を付けられるも、71分にエリス・シムズ、79分にカラム・オヘアがゴールを挙げ、90+5分にはハジ・ライトのPK弾でついに同点に。準々決勝に後半アディショナルタイムの2発でウォルバー・ハンプトンを逆転で下したように、ユナイテッド相手にも驚異的な粘り強さを見せた。 延長戦でも決定機を創出。終了間際にはヴィクトー・トープがネットを揺らしたが、VARのチェックがわずかなオフサイドを見逃さずに、ノーゴール判定となり、PK戦の末に2-4で涙をのんだ。 1986–87シーズンの優勝以来となる決勝進出はならなかったが、指揮官は「クラブ史に名を残したことを誇るべきだ」と、劣勢を跳ね返した選手を称えた。 「とても誇りに思う。序盤はもう少しセットしたかったが、十分にボールを握れなかった。(前半の失点も)こういう展開は予想できたし、たとえ先にゴールを奪われてもゲームが終わる訳ではない。各選手が変化を起こせることも分かっている」 「ハーフタイムで形を変えながらも3点差を付けられたが、エリスのゴールで自信を取り戻りした。オヘアのループはもちろんだけど、交代選手が全員素晴らしかった」 「ライトが見事にPKを決め、延長戦残り20秒で逆転して勝者になったかと思ったんだがね……。つま先がオフサイドだなんて、こんな不運なことはないだろう」 「(敗れはしたが)彼らはこの試合の逆襲でこのクラブの歴史に名を刻んだ。それを誇りに思うべきだ。(勝者として彼らを)見届けられなかったことが残念だ」 <span class="paragraph-title">【動画】3点差を追い付いたコヴェントリー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="NwR7k75shwc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】エリアを埋め大声援を送ったコヴェントリーサポーター</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">WE’LL LIVE AND DIE<br>WE’LL LIVE AND DIE IN THESE TOWNS <a href="https://t.co/wlWiZX0OIB">pic.twitter.com/wlWiZX0OIB</a></p>&mdash; Coventry City (@Coventry_City) <a href="https://twitter.com/Coventry_City/status/1782052453493375232?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.22 21:20 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly