両守護神が躍動したチェルシーvsユナイテッドは、D・コスタの土壇場弾でドロー決着《プレミアリーグ》
2016.02.08 03:11 Mon
▽プレミアリーグ第25節、13位のチェルシーと5位のマンチェスター・ユナイテッドによるビッグマッチが、7日にスタンフォード・ブリッジで開催され、1-1の引き分けに終わった。
▽一方、難敵ストーク・シティ相手に3-0の快勝を収めたユナイテッドは、エースのルーニーを筆頭にチーム全体が上り調子。優勝争い&チャンピオンズリーグ出場圏内返り咲きを目指すチームは、手負いの王者をきっちり破って昨年11月以来の連勝を決めたいところ。この一戦に向けては、チェルシーと同様に前節と同じスタメンをピッチに送り出した。
▽両サイドバックが高い位置取りで攻撃に絡むなど、アグレッシブな入りを見せたアウェイのユナイテッドが、序盤からチェルシーを押し込んでいく。サイドバックとウイング、インサイドハーフの3人が良い距離間でトライアングルを形成するユナイテッドは、サイドで数的優位を作って相手守備をいなしていく。
▽さらにボールホルダーへの寄せが緩い相手に対して、ストレスなくパスを繋ぎながらストロングポイントである左サイドのマルシャルの個人技から決定機を創出する。18分にはそのマルシャルが前節のストーク戦で決めたゴールとほぼ同じシチュエーションからゴール上隅を捉えたシュートを放つが、これはGKクルトワのビッグセーブに阻まれた。
▽前半終盤にかけても拮抗した攻防が繰り広げられた中、前半終了間際にはチェルシーに絶好機。セットプレーの流れからゴール前でルーズボールに反応したテリーがすかさずボレーシュート。このシュートが両腕を挙げていたDFブリントの腕に直撃するが、マイケル・オリバー主審はこのプレーでホームチームにPKを与えず。白熱のビッグマッチはゴールレスで後半へと折り返した。
▽一進一退の攻防が続く中、後半の立ち上がりは前半同様にアウェイチームが良い入りを見せた。49分と53分にはボックス手前からルーニー、リンガードと続けて決定的なシュートを放つが、再びGKクルトワの好守に遭った。
▽この劣勢を受けてヒディンク監督は、55分にオスカルを下げてエースのアザールを投入する。だが、この直後に着地の際に右足を痛めたズマがプレー続行不可能となり、ケイヒルの緊急投入を余儀なくされた。
▽ズマの治療のため数分間の中断があった後に再開された試合は、61分に均衡が破れる。カウンターからマルシャル、マタと繋いで左サイドのボースウィック=ジャクソンが低いクロスを送る。ゴール前のルーニーがワンタッチで落としたボールをリンガードが圧巻の反転ボレーでゴール右上隅に突き刺す。さしものクルトワもさすがにこのシュートはノーチャンスだった。
▽リンガードのスーパーゴールで先制を許したチェルシーは、67分にマティッチを下げてペドロを投入。セスクを1列下げた攻撃的な布陣で同点ゴールを目指す。67分にはセスクの右クロスをファーサイドのアスピリクエタが競ったこぼれをイバノビッチが見事なボレーで捉える。だが、枠の左上隅を捉えたシュートはGKデ・ヘアがビッグセーブで阻む。続く72分にもアザールとのパス交換からボックス右に抜け出したセスクにシュートチャンスも、再びデ・ヘアの鋭いショットストップに阻まれた。
▽ホームで負けられないチェルシーは、前線にターゲットマンのテリーを残して決死のパワープレーを敢行。スタンフォード・ブリッジの大歓声を背に諦めずに攻め続けるホームチームは、土壇場で同点に追いつく。91分、ボックス手前でセスクが出した縦パスにDFブリントが不用意に反応したことで、ユナイテッドの守備陣形が崩れると、ゴール前で虎視眈々とチャンスを窺っていたジエゴ・コスタが左に持ち出してGKデ・ヘアをかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。
▽この同点弾で勢いづいたチェルシーは直後にもボックス内に抜け出したジエゴ・コスタに逆転機が訪れたものの、このシュートはGKデ・ヘアの好守に阻まれ、試合は1-1のままタイムアップ。浮上のキッカケを探るビッグクラブ同士の一戦は、互いに痛み分けの結果に終わった。
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▽アーセナル戦勝利の勢いを生かせず、前節ワトフォードとゴールレスドローに終わったチェルシーは、ヒディンク体制のリーグ戦無敗記録を「8」に伸ばしたものの、上位との差を縮めることはできず。ユナイテッドをホームに迎えた今節では、浮上のキッカケを掴むためアーセナル戦に続く強豪撃破を狙った。アザールの先発起用が予想された中、ヒディンク監督は前節と全く同じメンバーを起用した。▽両サイドバックが高い位置取りで攻撃に絡むなど、アグレッシブな入りを見せたアウェイのユナイテッドが、序盤からチェルシーを押し込んでいく。サイドバックとウイング、インサイドハーフの3人が良い距離間でトライアングルを形成するユナイテッドは、サイドで数的優位を作って相手守備をいなしていく。
▽さらにボールホルダーへの寄せが緩い相手に対して、ストレスなくパスを繋ぎながらストロングポイントである左サイドのマルシャルの個人技から決定機を創出する。18分にはそのマルシャルが前節のストーク戦で決めたゴールとほぼ同じシチュエーションからゴール上隅を捉えたシュートを放つが、これはGKクルトワのビッグセーブに阻まれた。
▽前半も20分を過ぎると、試合展開は一変する。相手のパススピードに慣れ始めたチェルシーが、守備時に味方同士の距離感が遠いユナイテッドに対して、後方の選手の長い持ち上がりを起点に再三ロングカウンターを仕掛けていく。31分にはオスカルのスルーパスに抜け出したジエゴ・コスタがボックス右でシュートを放つが、このシュートは枠の左に外れる。さらに34分にはボックス右でボースウィック=ジャクソンを深い切り返しでかわしたウィリアンのクロスにオスカルが飛び込むが、わずかに届かない。
▽前半終盤にかけても拮抗した攻防が繰り広げられた中、前半終了間際にはチェルシーに絶好機。セットプレーの流れからゴール前でルーズボールに反応したテリーがすかさずボレーシュート。このシュートが両腕を挙げていたDFブリントの腕に直撃するが、マイケル・オリバー主審はこのプレーでホームチームにPKを与えず。白熱のビッグマッチはゴールレスで後半へと折り返した。
▽一進一退の攻防が続く中、後半の立ち上がりは前半同様にアウェイチームが良い入りを見せた。49分と53分にはボックス手前からルーニー、リンガードと続けて決定的なシュートを放つが、再びGKクルトワの好守に遭った。
▽この劣勢を受けてヒディンク監督は、55分にオスカルを下げてエースのアザールを投入する。だが、この直後に着地の際に右足を痛めたズマがプレー続行不可能となり、ケイヒルの緊急投入を余儀なくされた。
▽ズマの治療のため数分間の中断があった後に再開された試合は、61分に均衡が破れる。カウンターからマルシャル、マタと繋いで左サイドのボースウィック=ジャクソンが低いクロスを送る。ゴール前のルーニーがワンタッチで落としたボールをリンガードが圧巻の反転ボレーでゴール右上隅に突き刺す。さしものクルトワもさすがにこのシュートはノーチャンスだった。
▽リンガードのスーパーゴールで先制を許したチェルシーは、67分にマティッチを下げてペドロを投入。セスクを1列下げた攻撃的な布陣で同点ゴールを目指す。67分にはセスクの右クロスをファーサイドのアスピリクエタが競ったこぼれをイバノビッチが見事なボレーで捉える。だが、枠の左上隅を捉えたシュートはGKデ・ヘアがビッグセーブで阻む。続く72分にもアザールとのパス交換からボックス右に抜け出したセスクにシュートチャンスも、再びデ・ヘアの鋭いショットストップに阻まれた。
▽ホームで負けられないチェルシーは、前線にターゲットマンのテリーを残して決死のパワープレーを敢行。スタンフォード・ブリッジの大歓声を背に諦めずに攻め続けるホームチームは、土壇場で同点に追いつく。91分、ボックス手前でセスクが出した縦パスにDFブリントが不用意に反応したことで、ユナイテッドの守備陣形が崩れると、ゴール前で虎視眈々とチャンスを窺っていたジエゴ・コスタが左に持ち出してGKデ・ヘアをかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。
▽この同点弾で勢いづいたチェルシーは直後にもボックス内に抜け出したジエゴ・コスタに逆転機が訪れたものの、このシュートはGKデ・ヘアの好守に阻まれ、試合は1-1のままタイムアップ。浮上のキッカケを探るビッグクラブ同士の一戦は、互いに痛み分けの結果に終わった。
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