長友不出場のインテル、守護神に救われてアタランタと引き分け《セリエA》

2016.01.17 01:05 Sun
▽16日にアトレティ・アズーリ・ディタリアで行われたセリエA第20節のインテルvsアタランタは、1-1のドローに終わった。インテルの長友はベンチ入りしたものの、出場機会がなかった。
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▽前半戦のラストとなった前節、インテルはホームで試合終了間際に失点を喫し、躍進中のサッスオーロに痛恨の敗戦。首位から3位に後退し、冬の王者の座をナポリに奪われた。勝利を取り戻したいマンチーニ監督は、サッスオーロ戦からスタメンを3人変更。長友とコンドグビア、ペリシッチがベンチスタートとなり、A・テレスとヨベティッチ、中国行きの噂があるグアリンが先発入りした。
▽良い入りを見せたのは4連敗中のホームチーム。これまでの[4-3-3]から[3-5-2]にシステムに変更したアタランタは、立ち上がりから果敢にインテルのゴールを脅かしていく。しかし、GKハンダノビッチの牙城を崩すことができない。

▽一方、時間の経過とともに試合をコントロールし始めたインテルは、イカルディのシンプルなポストプレーからサイドアタックを仕掛けるも、相手の守備を攻略できない。すると18分、ボックス左に侵入したドラメに左足でシュートを打たれると、これを戻りながら対応しにかかったムリージョのクリアがゴールに吸い込まれ、アタランタに先制点を許した。

▽先手を取られたインテルだったが、先制点と同じような形で追いつく。25分、ヨベティッチのダイレクトパスからボックス右に抜け出したイカルディがゴール前にシュート性のクロスを入れると、今度はトロイのクリアが自陣のゴールに決まった。追いついたインテルはここから攻勢に出るも、1-1のまま前半を終える。
▽迎えた後半、拮抗した展開が続く中、アタランタが決定機を作る。52分、A・ゴメスの左CKをニアのトロイがヘディングで枠に飛ばしたが、ここはGKハンダノビッチに好守で阻止される。さらに58分、左サイドのA・ゴメスが入れたクロスから相手DFのクリアがゴール前にこぼれると、これに反応したチガリーニがフリーでシュート。しかし、これもGKハンダノビッチに足でブロックされてしまった。

▽一方、グアリンを下げてペリシッチを投入したものの、劣勢の状況が続くインテルは、70分にA・テレスからビアビアニに交代。ビアビアニとペリシッチを両ウイングバックに配し、リャイッチを中盤に下げた攻撃的な[3-5-2]の布陣に変更した。しかし、一向に決定機を作るには至らない。

▽その後は、闘将のミリアッチョを投入して守備を整えつつも、新加入のディアマンティを送り出して勝ち越し点を狙ったアタランタに対し、インテルはヨベティッチを諦めてパラシオを投入したが、このまま試合は1-1で終了。勝ち点1の獲得にとどまったインテルは、2戦未勝利となった。

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レーティング:ミラン 1-2 インテル【セリエA】

▽ミラン採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240422_6_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 16 メニャン 5.5 2失点目はボックス外からのシュートだっただけに何とか防ぎたかった DF 2 カラブリア 5.5 守備に追われ最後に退場 46 ガッビア 6.0 ラウタロを止める働きは十分にこなす。ゴールにも絡んだ 23 トモリ 5.5 ゴールでやり返したが、2失点目は完全にテュラムにやられてしまった 19 テオ・エルナンデス 5.0 攻撃面での良さを出せず最後に退場 MF 80 ムサ 5.5 右サイドでの起用。縦への推進力は見せたが、効果は薄かった (→オカフォー -) 14 ラインデルス 5.0 攻守に厳しい出来だった (→ジルー 5.0) ボールになかなか触れず 8 ロフタス=チーク 5.0 トップ下、ボランチでプレーも存在感を示せず (→チュクウェゼ 5.5) 右ウイングに入り、ゴールに絡んだ 7 アドリ 5.0 ラインデルスとのコンビでは守備面の強度が厳しかった (→ベナセル -) 11 プリシック 5.0 左ウイングで先発。後半序盤からトップ下起用も機能しなかった FW 10 レオン 5.5 最前線では持ち味が出ず。ジルー投入後は本来の左サイドに移り、一矢報いるゴールには絡んだ 監督 ピオリ 5.0 ジルーのコンディション面を考慮してのレオン最前線起用だったと思われるがハマらず ▽インテル採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240422_6_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 ゾマー 6.0 枠内シュートを的確にセーブ DF 28 パヴァール 6.5 先制点アシスト、好守備も随所に見せた 15 アチェルビ 7.0 先制弾を決め、レオン、ジルーを封殺 95 バストーニ 6.5 テュラムのゴールを演出。守備もそつなし (→デ・フライ -) MF 36 ダルミアン 6.0 ミランのストロングであるテオ・エルナンデスを封じる 23 バレッラ 6.0 ボールによく関わって攻守に貢献 (→フラッテージ -) 20 チャルハノール 6.0 しっかりゲームを作った (→アスラニ -) 22 ムヒタリアン 6.0 2点目のシーンではフリーランが効いていた。攻撃面での絡みが効果的 32 ディマルコ 6.5 先制点演出。ラウタロの決定機演出と攻撃面でも十分な出来 (→カルロス・アウグスト -) FW 9 テュラム 7.0 追加点奪取。背後へのランニングでミラン守備陣を押し下げた 10 ラウタロ・マルティネス 5.5 珍しく決定機を逸した。最後まで戦う姿勢を示す 監督 S・インザーギ 6.5 嬉しい自身初のスクデット。シーズン終盤までケガ人を出さなかったマネージメントが秀逸だった ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! テュラム(インテル) 今季の1stマッチに続くダービー連発。ミランにとって厄介な存在となっていた。 ミラン 1-2 インテル 【ミラン】 トモリ(後35) 【インテル】 アチェルビ(前18) テュラム(後4) 2024.04.23 05:48 Tue
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