絶対王者・名古屋が下剋上・府中に逆転勝利しリーグ9連覇を達成!《ゼビオFリーグ》

2016.01.09 16:10 Sat
▽9日にテバオーシャンアリーナでSuper Sports XEBIO Fリーグ2015/2016プレーオフFinal Roundの名古屋オーシャンズvs府中アスレティックFCが行われ、6-3で名古屋が勝利。前人未到のリーグ戦9連覇を達成した。

▽リーグ戦1位でプレーオフFinal Round進出を決めていたリーグ8連覇中の名古屋と、リーグ戦を5位で終え、プレーオフ1st Roundで町田、2nd Roundで大阪を下し勝ち進んだ府中が、今シーズンの優勝を懸けた大一番に臨んだ。
▽昨夏に行われたSFIDA Fリーグオーシャンカップ・神戸フェスタ2015の決勝と同カードとなった一戦。下剋上で名古屋以外の初優勝を目指す府中は、6-0と圧勝した決勝の再現を目指した。

▽試合は立ち上がりからオープンな展開となる中、5分に山田ラファエルユウゴの強烈なミドルシュートがGK篠田龍馬の手を弾いてゴールネットを揺らした。先制を許した名古屋は7分にFPセルジーニョが連続してミドルシュートを狙うも、ここはGKクロモトの好守に阻まれ得点を奪えない。

▽それでも8分、FP中村友亮の落としを受けたセルジーニョが、強烈なシュートをたたき込んで名古屋が同点に追いつく。追いつかれた府中だったが、11分にピッチ中央で山田ラファエルユウゴがインターセプト。そのまま持ち上がってシュートをねじ込み、府中が勝ち越しに成功した。
▽勢いに乗る府中は、前半残り5分を切ったあたりで前からのプレスを強めていく。すると16分、FP小山剛史の粘りからFP完山徹一がフリーで無人のゴールにシュートを流し込みにかかるが、惜しくも枠を外してしまう。

▽難を逃れた名古屋は17分、左CKの流れからFP森岡薫が強烈なボレーシュートをたたき込み、試合は振り出しへ。ハーフタイムにかけてもオープンな展開が続いたが、スコアは動かず2-2で後半を迎えた。

▽迎えた後半は、同点では第2戦に進めない府中がGKクロモトを上げてパワープレーを仕掛ける。しかし、26分に今シーズン限りで引退を表明しているFP北原亘のラストパスをFPペドロ・コスタが押し込んで名古屋が4点目を奪うと、30分にはFPシンビーニャがゴールを決めて名古屋が府中を突き放した。

▽翌日の第2戦を戦うためには3点が必要となった府中は、ここから山田ラファエルユウゴをGKにおいたパワープレーに出る。しかし、34分には森岡がこの試合2点目となるパワープレー返しを沈め万事休す。府中は38分に山田ラファエルユウゴのハットトリックとなるゴールで点差を縮めたが、反撃はここまで。絶対王者・名古屋が下剋上を狙う府中に逆転勝利し、見事9連覇を達成した。

◆ゼビオFリーグ プレーオフFinal Round

名古屋 6-3 府中

5分 0-1 山田ラファエルユウゴ(府中)
8分 1-1 セルジーニョ(名古屋)
11分 1-2 山田ラファエルユウゴ(府中)
17分 2-2 酒井ラファエル良男(名古屋)
18分 3-2 森岡薫(名古屋)
26分 4-2 ペドロ・コスタ(名古屋)
30分 5-2 シンビーニャ(名古屋)
34分 6-2 森岡薫(名古屋)
38分 6-3 山田ラファエルユウゴ(府中)
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