レーティング:浦和 1-2 G大阪《天皇杯》

2016.01.01 16:29 Fri
▽1日に味の素スタジアムで行われた天皇杯の決勝、浦和 vs G大阪は1-2でG大阪が勝利した。この結果、G大阪が2008、2009年大会以来となるクラブ史上2度目の大会2連覇を成し遂げた。G大阪の天皇杯制覇は、通算5度目となる。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。

▽浦和採点
GK
1 西川周作 5.5
痛い2失点も致し方なし
DF
46 森脇良太 5.5
序盤こそ宇佐美に手を焼くも徐々に適応

4 那須大亮 5.5
読みの鋭いカバーリングと、後方からの繋ぎで一定の存在感を示した。だが、パトリックには苦戦していた

5 槙野智章 5.0
序盤に手を負傷しながらもプレーを続行。しかし、2失点目は緩慢なマーキングから
MF
7 梅崎司 6.0
守備のサポートに回りつつ、右サイドから質の高いクロスボールで同点弾を演出

(→関根貴大 6.0)
切れ味鋭いドリブルで何度か決定機をつくりだした

16 青木拓矢 5.5
序盤は試合に入りきれなかった印象も、徐々に相手の中盤にプレッシャーをかけた

22 阿部勇樹 5.5
攻守のバランスを意識しながら、中盤の底で組み立て役に

3 宇賀神友弥 5.5
動きは悪くなかったが、なかなか攻め手になりきれなかった

(→高木俊幸 6.0)
やや停滞気味だった左サイドからの仕掛けを活性化させた

20 李忠成 5.5
ボールの収まりどころとして一定の存在感。興梠との距離感も良かったが、決定機を不意にするシーンも…

19 武藤雄樹 5.5
守備面で献身的な働きもを見せたが、攻撃面でやや存在感を欠いた

(→ズラタン 5.5)
3戦連発中のお得意様するG大阪戦も不発

FW
30 興梠慎三 6.0
前線で味方の押し上げを促しつつ、同点弾を記録

監督
ペトロヴィッチ 5.0
柏木不在のエクスキューズもあるが、またしても主要タイトルの獲得に失敗

▽G大阪採点
GK
1 東口順昭 6.5
冷静沈着なゴールセービングで浦和の猛攻を1失点にまとめ上げる。MOM級の活躍

DF
14 米倉恒貴 -
12分に右太ももを痛めて負傷交代

(→井手口陽介 6.0)
急きょ出場も、売りとする球際の部分で強さを見せ、遠藤をサポートした

5 丹羽大輝 6.0
身体を張ったブロックなどで踏ん張りの利いた守備を見せた

6 金正也 5.5
終了間際に軽率なプレーでピンチを招く。それ以外では粘り強い守備を見せていた

4 藤春廣輝 5.0
攻撃面で何度からしさを見せるも、守備面で後手を踏んだ

MF
7 遠藤保仁 6.0
相手の執拗なマークに苦慮も、セットプレーからパトリックの2点目を演出

15 今野泰幸 6.0
米倉の負傷により、試合早々に右サイドバックにコンバート。宇賀神をケアしつつ、危機察知能力で中央もカバーした

13 阿部浩之 6.0
攻撃面で消化不良な出来も、守備面に比重を置いたプレーで黒子に徹した

11 倉田秋 6.0
豊富な運動量で攻守に奮闘。1点目は自身のフィードが起点に

39 宇佐美貴史 5.5
ボールを持てば“さすが”のプレーを数回ほど見せたが、ここ2試合のパフォーマンスと比べると物足りなさを感じさせた

(→内田達也 -)

FW
29 パトリック 7.0
先制弾と勝ち越し弾の2発を記録。連覇の立役者に

(→長沢駿 -)

監督
長谷川健太 7.0
今季はナビスコカップ、Jリーグチャンピオンシップとタイトルを逃し続けてきたが、3度目の正直でシルバーコレクターという汚名を返上

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
パトリック(G大阪)
▽持ち前の推進力を生かして殊勲の2発。守備面に関しても前線からのプレスを怠らず、攻守両面でチームに大きく貢献した

浦和 1-2 G大阪
【浦和】
興梠慎三(前36)
【G大阪】
パトリック(前32)
パトリック(後8)

※G大阪が大会連覇
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「もう少しシャープにプレーしていれば」押し込みながらも一撃に敗れた浦和・ヘグモ監督は一定の評価、負傷者も復帰近づく「トンネルの奥から光が射して来た」

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