ファン・ハール、解任論に嫌気 「窮地だと騒いでいるのは外野」

2015.12.29 13:58 Tue
マンチェスター・ユナイテッドは28日、プレミアリーグ第19節でチェルシーをホームに迎え、0−0の引き分けで試合を終えた。ルイス・ファン・ハール監督は、解任の噂に対する怒りが収まらない様子だ。

不振が続くユナイテッドでは、ファン・ハール監督の解任論が話題になっている。23日の会見で同指揮官は、こういった報道に嫌気が指したようで「このプレスルームの中に、私に謝ろうとする者はいるのか?」と記者たちに問いかけ、怒りをぶつけていた。

チェルシー戦で引き分けたことで、ユナイテッドの連敗は4でストップした。しかし、公式戦勝ちなしは8に伸びている。

チェルシー戦後の会見で、ファン・ハール監督はまたしても怒りのコメントを残し、自身はクラブから信頼されていると主張した。

「窮地だと言っているのは外部の人間だ。クラブ内部や選手たちは、常に1メートルでも前に出る気持ちで戦い続けるつもりなんだ。監督も戦う気持ちを持っている。スタッフも戦う気持ちを持っている。クラブ幹部も、スタッフと監督に大きな信頼を置いている」

「騒いでいるのは周囲であり、マンチェスター・ユナイテッドの内部ではない。あなた方(報道陣)もその一部だ」

ただし、それがあくまで自分の見解だということも加えた。

「幹部が監督解任という決断をしなければならないこともあるのは分かっている。私は常に自分の観点から物事を見ていて、それが常に正しいとは限らない」

「このクレイジーなサッカー界では、そういうことが毎日のように起こる。ジョゼ・モウリーニョにもそういったことが起きたのだから、私にだって起こるかもしれない」

チェルシー戦の後は、サポーターから拍手もあったユナイテッド。ファン・ハール監督への信頼は失われていないのだろうか。


提供:goal.com
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