▽16日に大阪長居スタジアムで行われたクラブ・ワールドカップ(CWC)2015の5位決定戦、クラブ・アメリカ(北中米カリブ海王者)vs TPマゼンベ(アフリカ王者)は、クラブ・アメリカが2-1で勝利した。
▽準々決勝でアジア王者の広州恒大に敗れたメキシコのクラブ・アメリカと、開催国王者の広島に屈したコンゴ民主共和国のマゼンベの一戦は、立ち上がりからアフリカ王者が次々とシュートを放って攻勢に出る。一方で、クラブ・アメリカはカウンターで応戦する。
▽すると、19分にクラブ・アメリカが先制。素早いカウンターから右サイドに展開し、パウル・アギラールがクロスを送る。このボールを受けたベネデットがダイビングヘッドで合わせてゴールネットに突き刺した。
▽その後も徐々にチャンスを作っていくクラブ・アメリカは、28分に追加点。左サイドから入れたシュート性のボールはブロックされるが、負傷したベネデットとの交代で投入されたマルティン・スニガがこぼれ弾に反応し、押し込んだ。
▽しかし、先制されたマゼンベも反撃に出る。34分にムウェプがクロスバー直撃のミドルシュートを放てば、37分にはサマタのFKでクラブ・アメリカのゴールに迫る。すると、43分にマゼンベが1点を返す。右サイドからのクロスにサマタがボックス内でシュート。一度はGK ムニョスに弾かれるが、カラバが押し込み、1点を返す。
▽迎えた後半も、立ち上がりから猛攻を仕掛けるマゼンベに対してクラブ・アメリカがカウンターを仕掛ける展開は続く。すると、56分にクラブ・アメリカが決定機を迎える。ボックス付近でパウル・アギラールがスルーパスを供給。このボールに反応したペラルタが角度のない所から右隅にシュートを狙うが、わずかにゴールから外れてしまう。
▽なかなか決定機を創出できずに個人技で打開をしようと目論むマゼンベに対して、クラブ・アメリカはゴール前でブロックを形成。逆にクラブ・アメリカがシンプルなパス回しでゴールに迫っていく。
▽結局、その後にスコアは動かず、クラブ・アメリカが逃げ切りに成功。勝利したクラブ・アメリカが、5位でクラブ・ワールドカップを終えた。
