「Jのクラブは質が高い」と日本を語るギグス、キャリア最高のタイトルはCWCとも

2015.12.15 20:39 Tue
▽マンチェスター・ユナイテッドのコーチを務める元ウェールズ代表MFライアン・ギグス氏は、自身のキャリアにおける最高のトロフィーがクラブ・ワールドカップだと『FIFA.com』のインタビューで語った。

▽ユナイテッドで歴代最多の963試合に出場したギグス氏は、同クラブ一筋24年のキャリアの中で、34ものタイトルを獲得。1999年と2008年にチャンピオンズリーグのタイトルを獲得している同氏だが、最も輝かしい成功は2008年のクラブ・ワールドカップ制覇だったようだ。ユナイテッドは南米代表のLDUキト(エクアドル)を下し、これまで唯一のイングランド勢の優勝を記録している。
▽イングランド国内では重要視されていないクラブ・ワールドカップについて、「優勝したことによる正当な称賛を受けたか」尋ねられたギグス氏は以下のように話した。

「いいや。そう思わない。(イングランドでは)クラブ・ワールドカップの重要度やその認知度は低い。素晴らしい業績のはずだけどね。出場することが難しい大会だし、別の大陸王者を下す必要がある。おそらく、優勝するのが世界で最も難しい大会だ」

▽クラブ・ワールドカップが初めて開催されたのは2000年だ。今後、歴史を積み重ねることで重要性が認知されるようになるか尋ねられたギグス氏は、以下のように答えた。
「そうなるかもしれない。もっとイングランドのクラブが優勝すれば、国内の多くの人が知ることになるかもしれない。でも、勝てない期間が続けば、もし勝った時に特別なものとして見られるかもしれないね」

「私たちが優勝した時、リオ・ファーディナンドは、それまでの道のりを考えれば最も輝かしい成功だと公式に話したと思う。私も、その意見に同意するよ。クラブ・ワールドカップ制覇は大きな業績だ」

▽ギグス氏は、クラブ・ワールドカップの前身であるトヨタ・カップ時代の1999年にも、日本で南米王者のパルメイラスを下してタイトルを獲得した。日本の印象を問われたギグス氏は、以下のように話した。

「異文化を経験するのは常に良いものだよ。日本には、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターがたくさんいるんだ! 選手としては、練習の施設やスタジアムも素晴らしいよ。何事もうまく組織化されているし、プレーする時の雰囲気も素晴らしい」

▽2008年のクラブ・ワールドカップでは準決勝でG大阪と対戦。打ち合いの末、5-3で勝利した。日本での試合は時差ぼけが大きな敵となることを強調したギグス氏だが、一方でJリーグのクラブは高いクオリティを有しているとも話した。

「日本のクラブは地元だから、相手にとっては難しいね。彼らは時差ぼけがないし、慣れた施設でやるわけだから」

「日本のクラブとの対戦では、常に苦戦したよ。ほとんど勝利できたけど、何試合か負けたね。Jリーグのクラブにはクオリティがある。Jリーグのクラブに勝つためには、自分たちが良いプレーする必要があるんだ」
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