▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループA最終節が8日に行われた。サンチャゴ・ベルナベウで行われた首位のレアル・マドリーと最下位のマルメの一戦は、ホームのレアル・マドリーが8-0で圧勝した。
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▽前節のシャフタール戦での勝利でグループA首位通過を決めたマドリーは、ケイロル・ナバスやモドリッチ、ベイルといった主力を温存。3トップにはクリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イスコが起用された。
▽立ち上がりからマルメを押し込むマドリーは、12分に先制点を奪う。左サイド深くで仕掛けたC・ロナウドの折り返しをニアのイスコが左足でシュート。これはゴールライン手前でDFにクリアされるも、こぼれ球をベンゼマが冷静に流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したマドリーは、積極的に追加点を狙う。すると24分、右サイドに流れたC・ロナウドが上げたクロスをファーサイドのベンゼマが頭で合わせ、この試合2点目を決めた。さらに39分には序盤から決定機を逸していたC・ロナウドが、相手陣内左サイドで得たFKの場面で低い弾道のシュートで直接狙うと、これがゴール右隅に決まり、3点リードで前半を終えた。
▽前半のうちに試合を決めたマドリーだったが、迎えた後半に圧巻のゴールショーを見せる。ややフィニッシュの精度を欠いていたC・ロナウドが47分と50分に続けてゴールをこじ開けて瞬く間にハットトリックを達成。これで完全に乗ったC・ロナウドは、59分にも自身4点目を決めた。このゴールで今シーズンのCLでの得点を「11」としたC・ロナウドは、元マンチェスター・ユナイテッドFWルート・ファン・ニステルローイ氏の持つグループステージ最多得点記録を抜き、またしても偉業を成し遂げた。
▽大量6点を奪ったマドリーは、なおも攻撃の手を緩めない。70分にゴール前でこぼれ球に反応したコバチッチが、マドリー移籍後初ゴールを記録。さらに79分にはベンゼマがこの試合3点目を奪い、C・ロナウドに続いてハットトリックを達成した。その後、相手の攻撃を無失点で凌ぎ切ったマドリーが、ホームで8-0の圧勝。C・ロナウドとベンゼマのダブルハットトリックでマルメを一蹴したマドリーが、グループステージ最終戦を大勝で飾った。
▽また、同日行われたグループAのもう1試合、2位のパリ・サンジェルマン(PSG)と3位のシャフタールの一戦は、ホームのパリ・サンジェルマンが2-0で勝利した。既に2位通過が決定しているPSGは、若干メンバーを落としてこの一戦に臨んだ。
▽PSGは、ゴールレスで迎えた後半の57分にカウンターからボックス手前でパスを受けたルーカス・モウラが冷静にゴール左隅へシュートを流し込み、先制に成功。さらに試合終了間際の86分にもカウンターから裏に抜け出したイブラヒモビッチが追加点を挙げ、最終節を2-0の勝利で飾った。
▽この結果、グループAは首位のレアル・マドリーとPSGが、決勝トーナメント進出。また、マルメと同勝ち点ながら直接対決の成績(4-1)で上回った3位のシャフタールがヨーロッパリーグのラウンド32に進むことになった。グループA最終節の結果および最終順位は以下の通り。
◆CLグループA最終節結果
▽12/8(火)
レアル・マドリー 8-0 マルメ
パリ・サンジェルマン 2-0 シャフタール
※
赤字はノックアウトラウンド進出チーム
※
黄字はヨーロッパリーグ出場チーム
【CLグループA最終順位】
16
レアル・マドリー
13
パリ・サンジェルマン
3
シャフタール
3 マルメ
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