マンジュキッチ弾でシティにダブルのユベントスがGS突破&首位浮上《CL》

2015.11.26 06:46 Thu
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループD第5節ユベントスvsマンチェスター・シティが25日に行われ、1-0でユベントスが勝利し、グループステージ突破を決めるとともに首位浮上に成功した。

▽前節ボルシアMGに1-1で引き分けた2位ユベントス(勝ち点8)は、この試合に勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる。そのユベントスは4日前に行われ、1-0で勝利したミラン戦のスタメンから2選手を変更。負傷したエルナネスとエブラに代わってボヌッチとアレックス・サンドロを起用した。
▽一方、前節セビージャ戦を3-1で快勝し、既にグループステージ突破を決めている首位シティ(勝ち点9)は、この試合に勝利すれば首位通過が決まる。そのシティは4日前に行われ、1-4で惨敗したリバプール戦のスタメンから3選手を変更。コンパニとシルバは間に合わず、オタメンディとフェルナンジーニョが先発に戻った。

▽守備的な3バックで臨んだユベントスと、フェルナンドをアンカーに据える3センターの守備的な布陣で臨んだシティの一戦は、立ち上がりから様子を窺うのではなく一進一退の攻防が続く。まずは5分、シティがCKの流れからフェルナンジーニョがミドルシュートを放てば、7分にユベントスはマンジュキッチのヘディングシュートで応戦。

▽徐々にシティがポゼッションを高める中、16分に決定機を演出する。左サイドからのクロスのルーズボールをボックス中央のフェルナンジーニョがシュート。しかし枠の上に外してしまった。
▽すると18分、ユベントスが先制する。ポグバが中央を持ち上がって左サイドへ展開。アレックス・サンドロの正確なクロスにオタメンディとの競り合いを制したマンジュキッチが右足で合わせて押し込んだ。

▽先制後は自陣に引きつつ、システム上プレスを受けないマルキジオを軸にボールを動かすユベントスが主導権を握る。そしてアタッキングサードでキレのある動きを見せるポグバの仕掛けで揺さぶると、28分に追加点に迫った。

▽マルキジオのフィードをボックス右のリヒトシュタイナーが落とし、ボックス中央のマンジュキッチがボレーシュート。枠の右隅を捉えていたが、GKハートのビッグセーブに阻まれた。

▽最前線のアグエロにボールが入らず、両翼の仕掛けもケアされたシティは、42分にピンチを迎える。しかし、リヒトシュタイナーのゴール至近距離からのシュートはGKハートが好守で阻止。すると44分に同点のチャンスを得る。マルキジオのバックパスをカットしたボックス右のアグエロがGKブッフォンと一対一の局面を迎えた。しかし、シュートはブッフォンのセーブに阻まれ、前半を1点ビハインドで終える。

▽選手交代なく迎えた後半も自陣に引くユベントスがカウンターを軸にシティを牽制し、主導権を引き寄せていく。そして、53分のCKからフェルナンドに放たれた決定的なヘディングシュートはGKブッフォンがビッグセーブで阻止し、リードを保つ。54分には足を負傷したマンジュキッチに代えてモラタを投入すると、56分にそのモラタに決定機が訪れた。しかし、ボックス右から放ったループシュートは左ポストに直撃し、追加点とはならない。

▽その後もシティは自陣に引くユベントスを攻めあぐねる中67分、久々にシュートに持ち込む。デ・ブライネの正確なフィードからアグエロがボレーシュートを放ったが、キエッリーニのブロックに阻まれた。そして、69分にコンディションが万全ではないアグエロに代えてスターリングをそのまま最前線に投入。

▽試合終盤はシティがより前がかったことでオープンな展開となる。まずはユベントスが79分、オタメンディと入れ替わったモラタが独走してボックス中央からシュートに持ち込んだが、GKハートの好守に阻まれる。すると直後、シティにも決定機。右サイドからのデ・ブライネのクロスにスターリングが合わせたシュートは、DFのブロックに阻まれてわずかに枠の右へ外れた。

▽結局、守備を固めたユベントスが試合終盤にかけてもディバラに代わって投入されたクアドラードがカウンターの起点となって牽制し続けたことで、シティの攻勢を最後まで凌いでタイムアップ。シティ相手にダブルを達成したユベントスが、グループステージ突破を決めるとともに首位浮上に成功した。。
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