【日本代表コラム】前後半の変化2015.10.09 13:00 Fri

twitterfacebookhatenalinegplus
▽蒸し暑い気候、長めの芝生といった環境の中、シリア代表との首位攻防戦を制して得た勝ち点3と、グループ首位の座。中立地での試合ということを差し引いても、悪くない結果だったと言えるだろう。特に前半は予想以上にアグレッシブなシリアの出足を受け、思うように試合を進めることができなかったが、ゴールレスのまま迎えた後半に戦い方を変えて3ゴールを奪うことに成功した。

▽内容の良くなかった前半で気になったのは、最終ラインから中盤に入るパス。比較的プレッシャーの少ない状況でボールを持つことが多かった最終ラインだったが、そこからマークを受けている中盤に縦パスを入れて、パスの出し手が再びバックパス(リターンパス)を受ける。といったプレーの繰り返しが散見された。そして、そのパスを相手に狙われてカウンターを受けそうになる場面も何度かあった。

▽前述したように、ピンチになりかけた場面は、基本的には自分たちのミス絡みから。相手のレベルが高くないからこそ、ボールをつなぐ意識が高まった部分もあったとは思うが、レベルの高い相手であれば、致命的なプレーになっていた可能性も十分に考えられる。もちろん、これはパスの出し手の問題だけではない。暑さという考慮すべき問題もあったが、受け手の動き出しといった部分も関係してくるため、チーム全体の問題とも言える。

▽しかし、迎えた後半に相手の出方を逆手にとって先手を奪った。54分、自陣内でボールを回収すると、素早く前を向いた長谷部が右サイドのスペースに走り込む岡崎へロングパスをフィード。相手の裏を突いてパスを受けた岡崎がボックス内で倒されて得たPKを本田が冷静に決めた。シリアは、縦パスを入れた相手には強く当たりにくるが、逆に裏を狙うボールへの対応には前半から曖昧な部分があり、そこをうまく突くことができたと言える。給水タイムなどの時間もあっただけに、前半から狙いを修正することができればベストだったかもしれないが、良くない中でも戦い方を修正して結果を残せたことは大きい。

▽その後は、シリアの運動量が落ちたこともあり、中盤の両サイドを中央寄りでプレーさせて選手間の距離を修正した日本が主導権を握る展開が続く。そして、セットプレーの流れから香川の個人技と岡崎の動き出しによって加点。終盤には、途中出場の清武と宇佐美が本田と絡み、そこから生まれた宇佐美のゴールで勝利を決定づけた。

▽特に攻撃面に関しては、まだまだ改善の余地はあるものの、最も重要だった“結果”を手にすることはできた。次は親善試合ながらアウェイでのイラン戦だ。最終予選を見据えた場合、ベストメンバーで試合に臨み、現時点の力を図ることもできるが、指揮官は出場機会の少ない選手を起用する可能性も示唆している。果たして、どのようなメンバーで臨むのか――。ベストメンバーであっても、そうでなくても、それぞれにとって今後に向けた試金石となることは間違いないだろう。
《超ワールドサッカー編集部・平野由倫》

コメント

関連ニュース

thumb

日本代表が6月7日にキリンチャレンジカップ2017を開催! 対戦相手などは未定

▽日本サッカー協会(JFA)は23日、6月7日(水)に東京スタジアムにてキリンチャレンジカップ 2017を開催することを発表した。 ▽JFAの発表によると、試合はナイトゲームになるとのこと。対戦国やキックオフ時間は未定となっている。 ▽日本代表の2017年初戦は3月23日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯) アジア最終予選のUAE代表戦となり、同28日にタイ代表戦が実施。キリンチャレンジカップ2017をはさんで、6月13日にイラク代表戦を行う。 2017.01.23 15:48 Mon
twitterfacebook
thumb

長谷部誠が33歳の誕生日にインスタグラムを開設…自身初の公式SNSアカウント

▽フランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠が、自身の誕生日である1月18日にインスタグラムの公式アカウントを開設した。 ▽長谷部は18日に33回目の誕生日を迎え、公式HPを更新。インスタグラムの公式アカウントが「@makoto_hasebe_official」であることを発表した。 ▽なお、同日に最初の投稿を行い、日本代表とフランクフルトのユニフォームの写真とともに、「長谷部誠です。本日からInstagramを始めます。サッカー選手として日本ユニセフ協会大使として様々な事を発信していきます。よろしくお願いします!」とメッセージを投稿。日本語、ドイツ語、英語の3カ国で更新されている。 ▽長谷部はツイッターやフェイスブックなどの公式アカウントを開設しておらず、自身の公式HPとブログで情報を発信。自身初のSNS公式アカウントとなった。 2017.01.20 10:47 Fri
twitterfacebook
thumb

ホームで敗戦を喫したUAE代表戦は3月23日にアル・アインで開催!《ロシアW杯アジア最終予選》

▽日本サッカー協会(JFA)は18日、3月23日(木)に行われるロシア・ワールドカップ アジア最終予選のUAE代表vs日本代表の開催地決定を発表した。アウェイゲームとなるこの試合は、アル・アインでの開催となる。 ▽グループBに所属する日本は、現在5試合を終えて勝ち点10で2位。首位のサウジアラビア代表とは勝ち点で並んでいる状況だ。対するUAEは現在勝ち点9の4位に位置しており、昨年9月に行われたアウェイでの日本戦(1-2でUAEが勝利)に続き、ホームでの試合でも勝利を目指してくることは間違いない。 ▽なお、キックオフ時間は未定。ハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムで行われる。 2017.01.18 14:44 Wed
twitterfacebook
thumb

なでしこジャパン候補メンバーが発表! U-20女子W杯出場の4名が初招集!《トレーニングキャンプ》

▽日本サッカー協会(JFA)は13日、20日~24日にかけて行われるトレーニングキャンプに臨むなでしこジャパンの候補メンバーを発表した。 ▽今回のメンバーには、GK山根恵里奈(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)やDF鮫島彩(INAC神戸レオネッサ)、MF阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)、MF猶本光(浦和レッズレディース)、FW菅澤優衣香(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)らこれまで招集されたメンバーに加え、DF熊谷紗希(リヨン)、MF宇津木瑠美(シアトル・レイン)の海外組2名が選出された。 ▽また、昨年パプア・ニューギニアで行われたU-20女子ワールドカップにU-20日本女子代表として出場していたDF北川ひかる(浦和レッズレディース)、DF市瀬菜々(ベガルタ仙台レディース)、MF長谷川唯(日テレ・ベレーザ)、FW籾木結花(日テレ・ベレーザ)が初選出されている。今回発表されたメンバーは以下の通り。 ◆なでしこジャパン候補メンバー GK 山根恵里奈(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース) 池田咲紀子(浦和レッズレディース) 山下杏也加(日テレ・ベレーザ) 平尾知佳(浦和レッズレディース) DF 鮫島彩(INAC神戸レオネッサ) 有吉佐織(日テレ・ベレーザ) 川村優理(ベガルタ仙台レディース) 熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス) 國澤志乃(AC長野パルセイロ・レディース) 京川舞(INAC神戸レオネッサ) 高木ひかり(ノジマステラ神奈川相模原) 北川ひかる(浦和レッズレディース)※ 市瀬菜々(ベガルタ仙台レディース)※ MF 上尾野辺めぐみ(アルビレックス新潟レディース) 阪口夢穂(日テレ・ベレーザ) 宇津木瑠美(シアトル・レインFC/アメリカ) 中島依美(INAC神戸レオネッサ) 杉田亜未(伊賀フットボールクラブくノ一) 佐々木繭(ベガルタ仙台レディース) 猶本光(浦和レッズレディース) 中里優(日テレ・ベレーザ) 長谷川唯(日テレ・ベレーザ)※ FW 有町紗央里(ベガルタ仙台レディース) 菅澤優衣香(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース) 千葉園子(ASハリマアルビオン) 横山久美(AC長野パルセイロ・レディース) 田中美南(日テレ・ベレーザ) 増矢理花(INAC神戸レオネッサ) 籾木結花(日テレ・ベレーザ)※ ※は初招集 2017.01.13 17:32 Fri
twitterfacebook
thumb

2017年最初のFIFAランク発表! 1位はアルゼンチン、日本はオーストラリアに抜かれアジア4位

▽国際サッカー連盟(FIFA)は12日、最新のFIFAランキングを発表した。 ▽前月45位に位置していた日本は、1つ順位を下げて46位。オーストラリアが47位から44位に浮上した影響で、アジア4番手に位置している。アジア勢の中では、29位のイランが最高位をキープ。37位の韓国がアジア2番手に位置している。 ▽全体では順位に大きな変動なし。アルゼンチンがブラジルとドイツを抑えて首位をキープしている。 ◆<span style="font-weight:700;">1月のFIFAランキング50位(カッコ内は前月の順位) </span> 1.アルゼンチン(1) 2.ブラジル(2) 3.ドイツ(3) 4.チリ(4) 5.ベルギー(5) 6.コロンビア(6) 7.フランス(7) 8.ポルトガル(8) 9.ウルグアイ(9) 10.スペイン(10) 11.スイス(11) 12.ウェールズ(12) 13.イングランド(13) 14.クロアチア(14) 15.ポーランド(15) 16.イタリア(16) 17.コスタリカ(17) 18.メキシコ(18) 19.ペルー(19) 20.エクアドル(20) 21.アイスランド(21) 22.オランダ(22) 23.アイルランド(23) 24.トルコ(24) 25.スロバキア(25) 26.ハンガリー(26) 27.ボスニア・ヘルツェゴビナ(27) 28.アメリカ(28) 29.イラン(30) 30.ウクライナ(29) 31.オーストリア(31) 32.北アイルランド(32) 33.セネガル(33) 34.コートジボワール(34) 35.エジプト(36) 36.チュニジア(35) 37.韓国(37) 38.ルーマニア(39) 39.アルジェリア(38) 40.パラグアイ(40) 41.スウェーデン(41) 42.ギリシャ(42) 43.チェコ(43) 44.オーストラリア(47) 45.セルビア(44) 46.日本(45) 47.デンマーク(46) 48.サウジアラビア(54) 49.コンゴDR(48) 50.ナイジェリア(51) ◆<span style="font-weight:700;">アジア内トップ10(カッコ内は総合順位)</span> 1.イラン(29) 2.韓国(37) 3.オーストラリア(44) <B>4.日本(46)</B> 5.サウジアラビア(48) 6.ウズベキスタン(61) 7.UAE(64) 8.中国(81) 9.カタール(85) 10.シリア(96) 2017.01.12 23:15 Thu
twitterfacebook


Jリーグ移籍情報
欧州移籍情報
hikari

アクセスランキング

新着ニュース