アグエロ負傷のアルゼンチン、ホームでまさかの敗戦スタート…《ロシアW杯南米予選》
2015.10.09 11:10 Fri
▽2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた南米予選が8日に開幕した。第1節のアルゼンチン代表vsエクアドル代表は、ホームのアルゼンチン代表が0-2で敗戦した。
▽2014年ブラジル・ワールドカップとコパ・アメリカ2015でいずれも準優勝に終わったアルゼンチンは、悲願の優勝を狙うロシアW杯に向けて南米予選初戦に臨んだ。
▽エースのメッシやロホ、バネガ、ガゴなど複数の主力を負傷で欠くマルティーノ監督率いるチームは、左サイドバックに国内組のマスを起用。また、メッシ不在の3トップは、ディ・マリア、アグエロ、コレアという組み合わせとなった。
▽一方、2大会連続W杯本大会出場を目指すエクアドルは、アントニオ・バレンシアやモンテーロなどプレミアリーグ所属選手が先発に名を連ねた。
▽メッシ不在とはいえ、タレント揃いのホームチームが序盤から押し込む展開が予想されたものの、攻守の切り替えに難のあるアルゼンチンは、エクアドルの堅守速攻に苦しめられる。とりわけ、モンテーロとA・バレンシアのスピードを生かしたカウンターアタックに手を焼き、再三の決定機を作られた。
▽すると、このプレー直後にアクシデントが発生。前線で相手DFにプレッシャーをかけたアグエロがハムストリングを痛め、自らベンチに交代を要求。苦悶の表情を浮かべながらピッチに倒れ込んだ背番号10はそのままピッチを退き、代わってテベスが投入された。
▽アグエロの負傷交代で動揺が走るホームチームは、前半終盤にかけてディ・マリアの高精度のプレースキックを軸にチャンスを作るが、前半のうちにリードを奪うことはできなかった。
▽後半もエクアドルの堅い守備に苦戦するアルゼンチンは、攻撃から守備への切り替えが甘く、そこをエクアドルの両翼に突かれる前半同様の形で流れを掴めない。69分にはアジョビの強烈な左足のFKでピンチを迎えるが、ここはGKロメロの好守で凌いだ。
▽70分にパストーレを下げて、より個で打開できるラベッシを投入したアルゼンチンだったが、この交代策も効果を発揮しない。すると、試合終盤にまさかの展開が待っていた。
▽81分、右CKの場面でフィデルのクロスボールをニアのカスティージョが頭でフリックすると、ファーサイドに詰めたエラソが頭で押し込み、アウェイのエクアドルが先制点を奪う。さらにその1分後にはリスクを冒して前に出たアルゼンチンの背後を取った右サイドのA・バレンシアが相手陣内を独走。最後はボックス右でマイナスに折り返したボールをカイセドが丁寧に右足で流し込み、わずか2分間で2点のリードを奪った。
▽試合運びの拙さから厳しいビハインドを背負ったアルゼンチンは、試合終盤にかけてテベスを起点に猛攻を見せるが、守りに入ったエクアドルの守備を最後までこじ開けられず。ホームでの敗戦に加え、アグエロをケガで失ったアルゼンチンは、厳しい船出となった。
アルゼンチン 0-2 エクアドル
◆得点
【エクアドル】
81分 エラソ
82分 カイセド
【スタメン】
◆アルゼンチン
GK:ロメロ
DF:ロンカーリア、ガライ、オタメンディ、マス
MF:ビリア、マスチェラーノ、パストーレ
FW:ディ・マリア、アグエロ、コレア
◆エクアドル
GK:A・ドミンゲス
DF:パレデス、エラソ、アチリエル、アジョビ
MF:A・バレンシア、ノボア、キニョネス、モンテーロ
FW:カイセド、ボラーニョス
▽2014年ブラジル・ワールドカップとコパ・アメリカ2015でいずれも準優勝に終わったアルゼンチンは、悲願の優勝を狙うロシアW杯に向けて南米予選初戦に臨んだ。
▽一方、2大会連続W杯本大会出場を目指すエクアドルは、アントニオ・バレンシアやモンテーロなどプレミアリーグ所属選手が先発に名を連ねた。
▽メッシ不在とはいえ、タレント揃いのホームチームが序盤から押し込む展開が予想されたものの、攻守の切り替えに難のあるアルゼンチンは、エクアドルの堅守速攻に苦しめられる。とりわけ、モンテーロとA・バレンシアのスピードを生かしたカウンターアタックに手を焼き、再三の決定機を作られた。
▽それでも、徐々に流れを引き戻したアルゼンチンは17分に絶好の先制機を迎える。左サイドで鋭い仕掛けを見せたコレアがボックス手前からミドルシュート。これをGKが弾いたボールを繋いでゴール至近距離からアグエロがシュートするが、ここはGKのA・ドミンゲスのファインセーブに阻まれた。
▽すると、このプレー直後にアクシデントが発生。前線で相手DFにプレッシャーをかけたアグエロがハムストリングを痛め、自らベンチに交代を要求。苦悶の表情を浮かべながらピッチに倒れ込んだ背番号10はそのままピッチを退き、代わってテベスが投入された。
▽アグエロの負傷交代で動揺が走るホームチームは、前半終盤にかけてディ・マリアの高精度のプレースキックを軸にチャンスを作るが、前半のうちにリードを奪うことはできなかった。
▽後半もエクアドルの堅い守備に苦戦するアルゼンチンは、攻撃から守備への切り替えが甘く、そこをエクアドルの両翼に突かれる前半同様の形で流れを掴めない。69分にはアジョビの強烈な左足のFKでピンチを迎えるが、ここはGKロメロの好守で凌いだ。
▽70分にパストーレを下げて、より個で打開できるラベッシを投入したアルゼンチンだったが、この交代策も効果を発揮しない。すると、試合終盤にまさかの展開が待っていた。
▽81分、右CKの場面でフィデルのクロスボールをニアのカスティージョが頭でフリックすると、ファーサイドに詰めたエラソが頭で押し込み、アウェイのエクアドルが先制点を奪う。さらにその1分後にはリスクを冒して前に出たアルゼンチンの背後を取った右サイドのA・バレンシアが相手陣内を独走。最後はボックス右でマイナスに折り返したボールをカイセドが丁寧に右足で流し込み、わずか2分間で2点のリードを奪った。
▽試合運びの拙さから厳しいビハインドを背負ったアルゼンチンは、試合終盤にかけてテベスを起点に猛攻を見せるが、守りに入ったエクアドルの守備を最後までこじ開けられず。ホームでの敗戦に加え、アグエロをケガで失ったアルゼンチンは、厳しい船出となった。
アルゼンチン 0-2 エクアドル
◆得点
【エクアドル】
81分 エラソ
82分 カイセド
【スタメン】
◆アルゼンチン
GK:ロメロ
DF:ロンカーリア、ガライ、オタメンディ、マス
MF:ビリア、マスチェラーノ、パストーレ
FW:ディ・マリア、アグエロ、コレア
◆エクアドル
GK:A・ドミンゲス
DF:パレデス、エラソ、アチリエル、アジョビ
MF:A・バレンシア、ノボア、キニョネス、モンテーロ
FW:カイセド、ボラーニョス
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