【日本代表コラム】開かれた代表2015.03.20 20:00 Fri

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▽先日の就任会見同様、新指揮官の並々ならぬ意欲を感じる約1時間のメンバー発表会見だった。そして、今回の会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督が何度も強調していたのが、「日本代表は全員に開かれている」ということだった。

▽今回のリストに名を連ねたのは、通常の23名ではなく、ケガ人3名を含む31名(そのほかバックアップメンバーが12名)だ。これは、より多くの選手を手元で確認し、より多くの選手に自身の考えを伝えたい指揮官の思惑を反映したもの。ワールドカップ予選まで時間がないことや、監督に就任してから1週間しか経っていないことを考えれば、当然のこととも言える。ちなみに31名のうち、19名はアジアカップのメンバーになるが、これも当然の流れだろう。しかし、枠を増やしたことで、これまでのベースを担保しつつ、新たな選手を加えることができた。

▽その結果、初招集のDF藤春、ブラジル・ワールドカップ組のMF青山、同じワールドカップ組で現在はJ2でプレーしているMF山口、直前の視察(ナビスコカップ川崎Fvs名古屋)で見初められた(?)FW永井など、様々な立場や年齢の選手が選出された。また、監督自身、バックアップメンバーを発表した理由について「大きなグループであるということのメッセージ」と語っており、誰にでも代表入りの可能性があることを強調している。実際、バックアップメンバーには、ルーキーのDF車屋や2年目のMF谷口、頭角を現してきたMF大森といった若手、DF千葉やFW豊田といったアラサー組に、オーストラリアでプレーするMF高萩と、良いプレーを見せれば誰にでも代表入りの可能性があることは示された。

▽なぜ、「開かれた代表」ということを強調するのか。それは、選手たちの成長を促すため、競争力のある代表を作るためだろう。実際、ハリルホジッチ監督も「期待したいのは各ポジションで競争があること。私には前もって決まっているベストメンバーはいない。時期によって調子も変わるので、そのときにベストな状態の選手を呼びたい」、「良いプレーをしていれば呼ぶ。スター選手に変わる選手にも期待しているし、そこが変わっても問題はない」と語っている。

▽代表入りを目指す選手たちのモチベーションを高め、現在の代表メンバーには危機感を持たせる。それが相乗効果となり、全体のレベルを引き上げられれば言うことはない――。代表合宿は来週月曜からはじまり、メンバーもすでに決まっている。しかし、次のメンバー入りに向けた“競争”は、今週末のJリーグからはじまる。代表合宿も楽しみだが、今週末のJリーグも楽しみだ。まずは、代表メンバーやバックアップメンバーだけではない、代表候補選手たちのプレーにも注目したい。
《超ワールドサッカー編集部・平野由倫》

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