ウェルベック弾で10人のユナイテッドを撃破したアーセナルがベスト4進出《FAカップ》
2015.03.10 07:00 Tue
▽FAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルが、9日にオールド・トラフォードで開催され、2-1で勝利したアーセナルがベスト4進出を決めた。
▽ユナイテッドは、ヨービルとケンブリッジ、プレストンと下部カテゴリーの相手を順当に破り、準々決勝進出を決めた。直近のリーグ戦でニューカッスルに辛勝したファン・ハール監督率いるチームは、その一戦から先発1人を変更。シッセへの唾吐き行為で6試合の出場停止処分を科されたエバンスに代わってショーが左サイドバックで起用され、ロホがセンターバックに戻った。
▽一方、前大会王者のアーセナルはハル・シティとブライトン、ミドルズブラを破り、こちらも順当に8強入りを決めた。直近のQPR戦を2-1で勝利したアーセナルは、敵地でのビッグマッチに向けてスタメン5人を変更。カップ戦要員のGKシュチェスニーがゴールマウスを任されたほか、ジルーに代わって元ユナイテッドのウェルベックが最前線で起用された。
▽満員のオールド・トラフォードで幕を開けた一戦は、主導権が目まぐるしく入れ替わるオープンな立ち上がりとなった。開始3分にはボックス手前でフィードを受けたサンチェスがカットインから右足シュートを放つが、これは相手DFにディフレクトして枠を捉えることができない。
▽一方、ブリントをアンカーに配した[4-1-4-1]の布陣を採用したユナイテッドは、相手右サイドバックのベジェリンサイドに流れるフェライーニが高さのミスマッチを作って攻撃の起点となる。加えて、右サイドから高精度のクロスを供給するディ・マリアやルーニーが好パフォーマンスで攻撃をけん引した。
▽緩慢な守備から先制を許したユナイテッドだが、失点に絡むミスを犯したディ・マリアのお膳立てからすぐさま同点に追いつく。29分、右サイドでバレンシアからパスを受けたディ・マリアが左足インスウィングの絶妙なクロスを送ると、これをルーニーがダイビングヘッドでゴールに流し込んだ。
▽スコアがタイに戻った前半30分過ぎからは再び拮抗した展開に。アーセナルが素早い好守の切り替えで相手ゴールに迫れば、ユナイテッドもフェライーニとディ・マリア、ルーニーという3人の個人技を生かして決定機に絡む。44分にはバレンシアのロングフィードに抜け出したディ・マリアがボックス右で決定的なシュートを放つが、ここはGKシュチェスニーの好守に阻まれた。
▽1-1のイーブンで迎えた後半、追いついたユナイテッドのファン・ハール監督が先に動きを見せる。ハーフタイムでエレーラとショーをベンチに下げてフィル・ジョーンズとキャリックを同時投入する。この交代でフェライーニをトップ下に配した[4-2-3-1]に布陣を変更。交代で入ったフィル・ジョーンズがセンターバックに入り、ロホが左サイドバックにスライド、キャリックはブリントと共に中盤の底に入った。
▽一方、ハーフタイムで選手交代を行わなかったアーセナルも負傷者を出して後半早々に交代カードを切ることに。51分、ハムストリングを痛めたチェンバレンに代わってラムジーがピッチに送り出された。
▽拮抗した展開が続く中、後半先にゴールをこじ開けたのはまたしてもアーセナルだった。62分、フィル・ジョーンズのトラップミスからバレンシアが慌ててGKにバックパスを出すと、これを狙っていたウェルベックが飛び出したGKデ・ヘアと入れ替わり、無人のゴールにシュートを流し込んだ。
▽再びミスからリードを許したユナイテッドはすぐさま反撃を開始。フェライーニとディ・マリアのコンビを軸に何度かゴールに迫る場面を演出する。だが、77分に攻撃をけん引していたディ・マリアがやや厳しい判定から自身のシミュレーションを取られると、この判定に激昂し主審を小突いてしまう。この暴力行為で2枚目のカードをもらったディ・マリアが退場処分となった。
▽その後、数的優位を得たアーセナルがユナイテッドの決死のパワープレーを最後まで凌ぎ切って、試合は2-1のままタイムアップ。敵地で10人のユナイテッドを撃破したアーセナルが、FAカップ準決勝進出を決めた。
▽ユナイテッドは、ヨービルとケンブリッジ、プレストンと下部カテゴリーの相手を順当に破り、準々決勝進出を決めた。直近のリーグ戦でニューカッスルに辛勝したファン・ハール監督率いるチームは、その一戦から先発1人を変更。シッセへの唾吐き行為で6試合の出場停止処分を科されたエバンスに代わってショーが左サイドバックで起用され、ロホがセンターバックに戻った。
▽一方、前大会王者のアーセナルはハル・シティとブライトン、ミドルズブラを破り、こちらも順当に8強入りを決めた。直近のQPR戦を2-1で勝利したアーセナルは、敵地でのビッグマッチに向けてスタメン5人を変更。カップ戦要員のGKシュチェスニーがゴールマウスを任されたほか、ジルーに代わって元ユナイテッドのウェルベックが最前線で起用された。
▽一方、ブリントをアンカーに配した[4-1-4-1]の布陣を採用したユナイテッドは、相手右サイドバックのベジェリンサイドに流れるフェライーニが高さのミスマッチを作って攻撃の起点となる。加えて、右サイドから高精度のクロスを供給するディ・マリアやルーニーが好パフォーマンスで攻撃をけん引した。
▽立ち上がりからオープンな展開が続いた中、最初のゴールはアウェイチームが奪う。26分、左サイドからの仕掛けでエジルがボックス手前右のチェンバレンに横パス。これを受けたチェンバレンが中央への持ち出しでDFを引き付けてボックス左でフリーのモンレアルにラストパスを通すと、モンレアルが冷静にゴールネットを揺らした。
▽緩慢な守備から先制を許したユナイテッドだが、失点に絡むミスを犯したディ・マリアのお膳立てからすぐさま同点に追いつく。29分、右サイドでバレンシアからパスを受けたディ・マリアが左足インスウィングの絶妙なクロスを送ると、これをルーニーがダイビングヘッドでゴールに流し込んだ。
▽スコアがタイに戻った前半30分過ぎからは再び拮抗した展開に。アーセナルが素早い好守の切り替えで相手ゴールに迫れば、ユナイテッドもフェライーニとディ・マリア、ルーニーという3人の個人技を生かして決定機に絡む。44分にはバレンシアのロングフィードに抜け出したディ・マリアがボックス右で決定的なシュートを放つが、ここはGKシュチェスニーの好守に阻まれた。
▽1-1のイーブンで迎えた後半、追いついたユナイテッドのファン・ハール監督が先に動きを見せる。ハーフタイムでエレーラとショーをベンチに下げてフィル・ジョーンズとキャリックを同時投入する。この交代でフェライーニをトップ下に配した[4-2-3-1]に布陣を変更。交代で入ったフィル・ジョーンズがセンターバックに入り、ロホが左サイドバックにスライド、キャリックはブリントと共に中盤の底に入った。
▽一方、ハーフタイムで選手交代を行わなかったアーセナルも負傷者を出して後半早々に交代カードを切ることに。51分、ハムストリングを痛めたチェンバレンに代わってラムジーがピッチに送り出された。
▽拮抗した展開が続く中、後半先にゴールをこじ開けたのはまたしてもアーセナルだった。62分、フィル・ジョーンズのトラップミスからバレンシアが慌ててGKにバックパスを出すと、これを狙っていたウェルベックが飛び出したGKデ・ヘアと入れ替わり、無人のゴールにシュートを流し込んだ。
▽再びミスからリードを許したユナイテッドはすぐさま反撃を開始。フェライーニとディ・マリアのコンビを軸に何度かゴールに迫る場面を演出する。だが、77分に攻撃をけん引していたディ・マリアがやや厳しい判定から自身のシミュレーションを取られると、この判定に激昂し主審を小突いてしまう。この暴力行為で2枚目のカードをもらったディ・マリアが退場処分となった。
▽その後、数的優位を得たアーセナルがユナイテッドの決死のパワープレーを最後まで凌ぎ切って、試合は2-1のままタイムアップ。敵地で10人のユナイテッドを撃破したアーセナルが、FAカップ準決勝進出を決めた。
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