プレビュー:負傷者続出のガナーズが磐石ブルーズに挑む《チェルシーvsアーセナル》
2014.10.05 16:00 Sun
▽プレミアリーグ第7節、チェルシーとアーセナルによる“ビッグ・ロンドン・ダービー”が、5日にスタンフォード・ブリッジで開催される。ロンドンの盟主の座を争う両者のダービーだが、昨シーズンは対ヴェンゲル監督に無敗を継続するモウリーニョ監督率いるチェルシーが、シーズンダブルを達成。とりわけ、今年3月に行われた直近の対戦では、チェルシーが退場者を出したアーセナルを相手に6-0の歴史的な大勝を飾っている。
◆セスクが古巣と初対戦
▽今回のダービーでは“犬猿の仲”と言われる指揮官同士の絡みにも注目が集まるが、一番の注目ポイントは、今夏にバルセロナからチェルシーに加入した元ガナーズのキャプテン、セスクの古巣対戦だ。今回はスタンフォード・ブリッジでの一戦であるため、スタジアム全体からブーイングを浴びるようなことはないが、ガナーズサポーターのリアクションとセスク自身のパフォーマンスに注目したい。
◆チェルシー◆
【4-2-3-1】
▽チェルシー予想スタメン
GK:クルトワ
DF:イバノビッチ、ケイヒル、テリー、アスピリクエタ
MF:ウィリアン、マティッチ、オスカル、セスク、アザール
FW:ヂエゴ・コスタ
負傷者:MFラミレス(ヒザ)、FWドログバ(足首)
◆アーセナル◆
【4-1-4-1】
▽アーセナル予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:チャンバース、メルテザッカー、コシエルニー、ギブス
MF:エジル、チェンバレン、フラミニ、ウィルシャー、サンチェス
FW:ウェルベック
負傷者:DFドビュッシー(足首)、MFアルテタ(ふくらはぎ)、ラムジー(ハムストリング)、FWジルー(足首)、サノゴ(ハムストリング)、サンチェス(足首)
▽ドビュッシー、ジルーの長期離脱組に加え、前節のトッテナム戦で負傷したキャプテンのアルテタ、ラムジーが欠場する。また、直近のガラタサライ戦で相手MFメロに危険なタックルを浴びたサンチェスも足首を痛めており、回復が間に合わない場合はカソルラが代役に入る見込みだ。
★タクティカル・プレビュー
◆ラストピースを手にしたブルーズが真っ向勝負へ
▽チェルシーにとって、今季最初のビッグマッチとなったマンチェスター・シティ戦では王者の攻撃力を警戒してか、モウリーニョの真骨頂である堅守速攻スタイルで臨んだ。しかし、今夏に攻撃のラストピースであるヂエゴ・コスタ、セスクを手にしたことに加え、モウリーニョ体制で通算6勝5分けという相性の良さを誇るアーセナル相手のこの一戦では、自ら主導権を握る能動的な戦い方を採用するはずだ。そのため、ダービーらしい激しさと、テクニカルな攻防が同居したスペクタクルな試合展開が期待できる。
◆互いに攻撃力が売りも守備がポイント
▽互いにワールドクラスのタレントを擁す攻撃が最大の売りだが、今回の一戦ではその攻撃陣に対峙する守備陣のパフォーマンスが勝敗の鍵を握るかもしれない。昨季はリーグ最少失点を誇ったチェルシーだが、今季は6試合で7失点と守備の脆さが目立つ。とりわけ、セスクやヂエゴ・コスタの加入でポゼッション意識が高まったことによって、悪いボールの失い方からカウンターを浴びての失点が多い。そこには中盤でリスク管理を一手に引き受けるマティッチのアジリティの問題もある。アーセナルとしては中盤でのボールの奪いどころを定めたプレスでショートカウンターを積極的に狙いたい。
▽対するアーセナルの失点もチェルシーと同じ「7」だが、チェルシーに比べて守備の内容は良くない。現状はメルテザッカーのコンディション不良に加えて、サイドバックのポジショニングや絞りの甘さを好調のGKシュチェスニーの好パフォーマンスで辛うじて埋めている印象だ。そのシュチェスニーも直近のガラタサライ戦では不用意なプレーで退場になるなど、全幅の信頼を置くまでには至らない。中でもチーム全体の攻撃から守備への切り替えの緩さが顕著で、この試合でもアンカーに入ることが予想されるフラミニの負担は大きくなるはずだ。チェルシーにはギャップを突くことに長けたセスク、オスカルといった選手が多くいるだけに、フラミニの脇のスペースをうまく使われるようだと、最終ラインのマークのズレから虎視眈々と裏を狙うヂエゴ・コスタやシュールレに簡単にゴールを陥れられる可能性が高い。ヴェンゲル監督としてはインサイドハーフのプレスバック、サイドバックの絞りの動きを徹底させたいところだ。
◆新エースとしての真価が試される両ストライカー
▽接戦が予想されるダービーのようなゲームでは、前線の選手の決定力が勝敗の行方を左右することが往々にしてあるものだ。そういった意味では、両クラブの新エースであるヂエゴ・コスタ、ウェルベックのプレーに自ずと注目が集まる。
▽ここまでリーグ戦6試合で8ゴールと圧巻の存在感を発揮しているヂエゴ・コスタだが、前述したシティ戦やCL2試合(1試合は途中出場)といった重要なゲームでゴールを決めることができていない。もちろん、その3試合では的確なポストプレーや献身的なスペースメークでチームに貢献していたが、今回の一戦でもゴールを奪えなければ、ビッグマッチに弱いというレッテルを貼られかねない。コンディションが万全ではない中で迎えるアーセナル戦では、よりボックスに近い位置取りでフィニッシュワークに専念したい。
▽一方、リーグ戦ではここまで1ゴールと大きなインパクトを残せていないウェルベックだが、直近のCLガラタサライ戦では見事な決定力を発揮し、プロキャリア初のハットトリックを達成。この活躍を受けて、アーセナルのレジェンドであるアンリの後継者との声が挙がるなど、評価は急上昇中だ。ただ、気になるのは今季ここまでに奪った4ゴールの全てが裏に抜け出してから少ないタッチで奪ったものであること。ラインコントロールや裏へのケアがしっかりとしたチェルシー相手に、その形が通じるか。
◆生放送予定
▽10/5(日)
《21:59》
【プ】チェルシー vs アーセナル
(J SPORTS 2)
(スカパー!HD/ch.604)
(スカパー!e2/BS.243)
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▽前々節のマンチェスター・シティ戦でクラブのレジェンド、ランパードのゴールで追いつかれ、開幕からの連勝が「4」でストップしたチェルシー。だが、前節のアストン・ビラ戦では3-0の快勝を収め、きっちり勝ち点3を確保。直近のCLスポルティング戦も危なげなく勝利し、良い形でダービーを迎える。▽一方、前節トッテナムとの“ノース・ロンドン・ダービー”をドローで終えたアーセナルは、チェルシーと同様にリーグ戦無敗(2勝4分け)を継続。しかし、その一戦でキャプテンのアルテタ、ラムジーが負傷し、元々選手層に不安を抱える中盤は火の車だ。それでも、直近のCLガラタサライ戦ではウェルベックがプロキャリア初のハットトリックを記録するなど、良いメンタル状態で敵地でのダービーに臨む。▽今回のダービーでは“犬猿の仲”と言われる指揮官同士の絡みにも注目が集まるが、一番の注目ポイントは、今夏にバルセロナからチェルシーに加入した元ガナーズのキャプテン、セスクの古巣対戦だ。今回はスタンフォード・ブリッジでの一戦であるため、スタジアム全体からブーイングを浴びるようなことはないが、ガナーズサポーターのリアクションとセスク自身のパフォーマンスに注目したい。
◆チェルシー◆
【4-2-3-1】
▽チェルシー予想スタメン
GK:クルトワ
DF:イバノビッチ、ケイヒル、テリー、アスピリクエタ
MF:ウィリアン、マティッチ、オスカル、セスク、アザール
FW:ヂエゴ・コスタ
負傷者:MFラミレス(ヒザ)、FWドログバ(足首)
▽それぞれヒザと足首を痛めているラミレス、ドログバが欠場。また、直近のスポルティング戦で温存されたアスピリクエタ、ウィリアンが先発に復帰し、フィリペ・ルイス、シュールレが再び控えに回ることになるはずだ。
◆アーセナル◆
【4-1-4-1】
▽アーセナル予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:チャンバース、メルテザッカー、コシエルニー、ギブス
MF:エジル、チェンバレン、フラミニ、ウィルシャー、サンチェス
FW:ウェルベック
負傷者:DFドビュッシー(足首)、MFアルテタ(ふくらはぎ)、ラムジー(ハムストリング)、FWジルー(足首)、サノゴ(ハムストリング)、サンチェス(足首)
▽ドビュッシー、ジルーの長期離脱組に加え、前節のトッテナム戦で負傷したキャプテンのアルテタ、ラムジーが欠場する。また、直近のガラタサライ戦で相手MFメロに危険なタックルを浴びたサンチェスも足首を痛めており、回復が間に合わない場合はカソルラが代役に入る見込みだ。
★タクティカル・プレビュー
◆ラストピースを手にしたブルーズが真っ向勝負へ
▽チェルシーにとって、今季最初のビッグマッチとなったマンチェスター・シティ戦では王者の攻撃力を警戒してか、モウリーニョの真骨頂である堅守速攻スタイルで臨んだ。しかし、今夏に攻撃のラストピースであるヂエゴ・コスタ、セスクを手にしたことに加え、モウリーニョ体制で通算6勝5分けという相性の良さを誇るアーセナル相手のこの一戦では、自ら主導権を握る能動的な戦い方を採用するはずだ。そのため、ダービーらしい激しさと、テクニカルな攻防が同居したスペクタクルな試合展開が期待できる。
◆互いに攻撃力が売りも守備がポイント
▽互いにワールドクラスのタレントを擁す攻撃が最大の売りだが、今回の一戦ではその攻撃陣に対峙する守備陣のパフォーマンスが勝敗の鍵を握るかもしれない。昨季はリーグ最少失点を誇ったチェルシーだが、今季は6試合で7失点と守備の脆さが目立つ。とりわけ、セスクやヂエゴ・コスタの加入でポゼッション意識が高まったことによって、悪いボールの失い方からカウンターを浴びての失点が多い。そこには中盤でリスク管理を一手に引き受けるマティッチのアジリティの問題もある。アーセナルとしては中盤でのボールの奪いどころを定めたプレスでショートカウンターを積極的に狙いたい。
▽対するアーセナルの失点もチェルシーと同じ「7」だが、チェルシーに比べて守備の内容は良くない。現状はメルテザッカーのコンディション不良に加えて、サイドバックのポジショニングや絞りの甘さを好調のGKシュチェスニーの好パフォーマンスで辛うじて埋めている印象だ。そのシュチェスニーも直近のガラタサライ戦では不用意なプレーで退場になるなど、全幅の信頼を置くまでには至らない。中でもチーム全体の攻撃から守備への切り替えの緩さが顕著で、この試合でもアンカーに入ることが予想されるフラミニの負担は大きくなるはずだ。チェルシーにはギャップを突くことに長けたセスク、オスカルといった選手が多くいるだけに、フラミニの脇のスペースをうまく使われるようだと、最終ラインのマークのズレから虎視眈々と裏を狙うヂエゴ・コスタやシュールレに簡単にゴールを陥れられる可能性が高い。ヴェンゲル監督としてはインサイドハーフのプレスバック、サイドバックの絞りの動きを徹底させたいところだ。
◆新エースとしての真価が試される両ストライカー
▽接戦が予想されるダービーのようなゲームでは、前線の選手の決定力が勝敗の行方を左右することが往々にしてあるものだ。そういった意味では、両クラブの新エースであるヂエゴ・コスタ、ウェルベックのプレーに自ずと注目が集まる。
▽ここまでリーグ戦6試合で8ゴールと圧巻の存在感を発揮しているヂエゴ・コスタだが、前述したシティ戦やCL2試合(1試合は途中出場)といった重要なゲームでゴールを決めることができていない。もちろん、その3試合では的確なポストプレーや献身的なスペースメークでチームに貢献していたが、今回の一戦でもゴールを奪えなければ、ビッグマッチに弱いというレッテルを貼られかねない。コンディションが万全ではない中で迎えるアーセナル戦では、よりボックスに近い位置取りでフィニッシュワークに専念したい。
▽一方、リーグ戦ではここまで1ゴールと大きなインパクトを残せていないウェルベックだが、直近のCLガラタサライ戦では見事な決定力を発揮し、プロキャリア初のハットトリックを達成。この活躍を受けて、アーセナルのレジェンドであるアンリの後継者との声が挙がるなど、評価は急上昇中だ。ただ、気になるのは今季ここまでに奪った4ゴールの全てが裏に抜け出してから少ないタッチで奪ったものであること。ラインコントロールや裏へのケアがしっかりとしたチェルシー相手に、その形が通じるか。
◆生放送予定
▽10/5(日)
《21:59》
【プ】チェルシー vs アーセナル
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マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの問題行動は処分を受けないこととなった。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 22日、プレミアリーグ第5節でマンチェスター・シティとアーセナルが対戦。過去2シーズン、プレミアリーグの優勝争いをしていた2チームが直接対決となった。 試合は開始9分にハーランドのゴールでシティが先制。しかし、アーセナルは22分にリッカルド・カラフィオーリ、46分にガブリエウ・マガリャンイスがゴールを奪って逆転する。 しかし、前半アディショナルタイムにレアンドロ・トロサールが2枚目のイエローカードで退場。アーセナルは数的不利となると、後半45分間は[6-4]のブロックを敷いて守備を固めることに。シティは完璧なブロックの前にミドルシュートを連発するもビッグチャンスはなく、アーセナルが粘り勝ちかと思われた。 しかし、アディショナルタイム8分にショートコーナーで陣形を崩すと、最後は混戦の中でジョン・ストーンズがネットを揺らして土壇場で起死回生の同点に。そのまま2-2のドローに終わった。 最後の最後にこじ開けて敗戦を免れたシティ。しかし、この劇的同点ゴールの後のハーランドの行動が話題となっていた。 ストーンズのゴールが決まった後、ボールを拾ったハーランドが投げると、ガブリエウの後頭部にボールが当たって跳ね返ることに。誰もが目にしたこの行動だったが、何もお咎めなはなかった。 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に入っていたジョン・ブルックス氏もこのシーンはチェックしたが特にお咎めなし。暴力行為に該当しないためレッドカードには値しないと判断。警告にはVARは介入できないため、イングランドサッカー協会(FA)からも処分を受けることはないという。 この試合ではハーランドの行動が問題視されており、試合後にはアルテタ監督に対して「謙虚でいろ」と注文。ガブリエウ・ジェズスには「くたばれ」と発言したとのこと。同点後のキックオフ時には、トーマス・パルティにボールに関係のないところで突進して衝突するなど、試合中のイライラがあったのか荒ぶれていた。 <span class="paragraph-title">【動画】劇的同点弾後、ハーランドが後頭部にボールを投げつけるが…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="xzIn-oIi9-o";var video_start = 179;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.23 22:08 Mon4
「もっと偉大な選手だと」同点ゴール後にボールを投げつけたハーランドにアーセナルのレジェンドが苦言「本当に卑怯者の行為」
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